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書名

感覚統合 Q&A ―子どもの理解と援助のために (改訂第2版)

筆頭著者

土田玲子・監修

出版社名

協同医書出版社

ISBNコード

ISBN978-4-7639-2135-2

発行年

2013年9月

判型 / 頁数

B5判 / 250頁

分類

臨床医学系/小児科学

価格

定価3,300円(本体3,000円 税10%)

内容

両親の切実な訴えや保育・教育関係者の疑問に対し、豊富なイラストとともに95のQ&Aで対応を解説。子どもに必要な援助を考える際の知識を大幅に増補した待望の改訂版。

目次

第1部 子どもの行動を理解するために
Q1 なぜ、その場でクルクル回ったり、ジャンプを繰り返す行動をするのでしょうか? また止めたほうがよいのですか?
Q2 教室で椅子に座っているときに、その椅子をガタガタ揺らしたりしてじっとしていることができません。また授業中に立ち歩いてしまうことがあります。座るよう注意して授業に参加させるのですが繰り返してしまいます。なぜでしょうか?
Q3 いつも姿勢が悪く背筋が伸びていません。教室では椅子からずり落ちそうな姿勢で授業を受けています。注意されると、そのときは姿勢がよくなりますが、しばらくするとまた背筋が曲がってしまいます。
Q4 からだがフニャフニャした感じで横になってテレビを見ていることが多く、動作も非常に鈍いので親のほうがイライラしてしまいます。
Q5 運動が長続きしなかったり、重い荷物を持つのを嫌がるのですが、相談した人によっては「筋力がない」、「筋の緊張が低い」と違う意見でした。どう理解したらよいのですか?
Q6 「からだをしっかり動かしていろいろな経験をさせてください」というアドバイスを受け、公園やフィールドアスレチックに連れて行くのですが、少しでも不安定な場所や高い所で遊ばせようとすると非常に怖がります。このまま続けてもよいですか?

《中略》

Q42 学校で友だちと話をしているときに、人の話の中に割り込んだり、一方的に話し続けることが多く、突然関係のないことを話し出すこともあり会話が長続きしません。


第2部 家庭・保育園・幼稚園・学校生活での支援
Q43 子どもの発達のために、家庭で取り組める活動にはどのようなものがありますか?
Q44 感覚統合に障害をもつ子どもが幼稚園や小学校に入学するときに、担任の先生の理解を得るためにはどのように話をすればよいのでしょうか?
Q45 小学校入学に際して、通常学級を選べばよいのか、特別支援学級を選べばよいのか、あるいは特別支援学校(養護学校)を選べばよいのか迷っています。特別支援教育とはどのようなことなのかも知りたいです。
Q46 入学後に担任の先生に子どものことを理解してほしいと思って話をしたのですが、理解してもらえません。そのようなときに何かよい方法はありますか?
Q47 入学に際して発達検査を受けるように言われ検査を受けました。親としてはその結果の説明や検査結果を欲しいのですが、説明を詳しく受けたり、検査結果をもらうことはできるのでしょうか?
Q48 小学校に入るまでは地域の通園施設で感覚統合療法を受けていましたが、小学校入学と同時に終了しました。現在は普通クラスのみの通学ですが、継続して感覚統合療法を受ける方法はないのでしょうか? もしくは学校で感覚統合療法を行ってもらえる可能性はあるのでしょうか?

《中略》

Q61 教室での授業には何とかついていけるようなのですが、体育や音楽の楽器演奏など手先やからだを使うことが苦手で、怠けていたりふざけたりしているのですが、このような場合、教師として何ができるでしょうか?


第3部 感覚統合療法について
Q62 感覚統合療法を必要とする子どもたちについて教えてください。
Q63 感覚統合療法の基本的な考え方や目的について説明してください。
Q64 感覚統合の状態を調べるための評価手順と方法について説明してください。
Q65 感覚統合検査ではどのようなことをするのですか?
Q66 感覚統合での臨床観察とは、子どものどのような情報を収集するのか具体的に説明してください。
Q67 感覚統合検査や臨床観察は、検査用具があれば誰でも行うことができるのでしょうか?
Q68 年少児でも受けられる感覚統合検査はあるのでしょうか?
Q69 その他、感覚統合に関連する検査にはどのようなものがあるのでしょうか?
Q70 感覚統合療法は、ことばの遅れやコミュニケーションに問題をもつ子どもに有効なのでしょうか?

《中略》

Q95 発達に障害や遅れをもつ子どもたちの療育システムの中で、感覚統合療法はどのような位置づけにあるのですか? また、今後の方向性なども教えてください。


第4部 感覚統合と脳のしくみの話
第4部を読まれる方へ
子どもの発達と感覚統合
子どもの発達と脳のしくみ
触覚の情報処理と感覚統合
前庭感覚の情報処理と感覚統合
固有感覚の情報処理と感覚統合
視覚の情報処理と感覚統合
聴覚の情報処理と感覚統合
感覚調整機能と感覚統合
感覚統合と行為機能
感覚統合の最終産物─適応反応、言語、学習、社会性の発達と感覚統合─