書籍検索結果 詳細表示

書名

創傷と痛み ―痛みのある皮膚の傷をどう治す? どう対処する?

筆頭著者

尹 浩信・他編

出版社名

金原出版

ISBNコード

ISBN978-4-307-40051-0

発行年

2013年8月

判型 / 頁数

B5判 / 168頁

分類

臨床医学系/皮膚科学

価格

定価5,500円(本体5,000円 税10%)

内容

日本皮膚科学会より『創傷・熱傷ガイドライン』が公表された。「創傷」についても医学的エビデンスが蓄積されつつあるが、臨床現場で「創傷の痛み」に悩まされることはしばしば経験される。「なぜ、傷は痛いのか?」「なぜ、傷の痛みを取る必要があるのか?」「傷の痛みにエキスパートはどのように対応しているのか?」.その疑問と秘訣を余すところなく紹介したトータルガイドブック。臨床の第一線で日々「創傷」と戦っておられる医療者に贈る決定版!

目次

はじめに
序論
 1.創傷の痛みは何のためにあるのか?
 2.創傷の痛みになぜ配慮する必要があるのか?

総論─痛みと創傷の関係
 1.創傷処置と痛みに関するコンセンサスガイドラインについて─世界の潮流
 2.痛みの種類─侵害受容性疼痛,神経因性疼痛(アロディニア)含む
 3.痛みの評価法─各種の疼痛スケ-ルを用いたアセスメント
 4.痛みストレスが創傷治癒に与える影響
 5.わが国の『創傷・熱傷ガイドライン』における痛みの取り扱い
 6.創傷と処置に関する俗説について

各論I─薬物で痛みに対処する
 1.創傷による痛みの治療─概要
 2.創傷痛に対するアセトアミノフェンの使用について
 3.NSAIDs
 4.創傷痛とトラマド-ル
 5.オピオイド
 6.その他の薬物
 7.神経ブロックを中心とした治療

各論II─処置時の痛みに配慮する
 1.処置前におこなう痛みに対する薬物療法(直前内服、局所麻酔)
 2.デブリ-ドマンの痛みに配慮する
 3.局所感染を制御する
 4.処置時の環境整備による痛みの制御
 5.痛みに配慮した創傷被覆材の選択
 6.陰圧閉鎖療法の痛みに対処する

各論III─疾患ごとの痛みに対処する
 1.熱傷の痛みに対処する
 2.下腿潰瘍/静脈瘤の痛みに対処する
 3.膠原病(強皮症)による皮膚潰瘍の痛みに対処する
 4.膠原病(強皮症以外/SLE/皮膚筋炎/RA/血管炎/抗リン脂質抗体症候群)による痛みに対処する
 5.褥瘡の痛みに対処する
 6.糖尿病性潰瘍に対する痛みに対処する
 7.放射線皮膚障害の痛みに対処する
 8.コレステリン塞栓症の痛みに対処する
 9.帯状疱疹の痛みに対処する
 10.表皮水疱症患者会の立場から

索引