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書名

身体疾患患者の精神看護 ―リエゾンナースへの相談事例に学ぶ

筆頭著者

平井元子・著

出版社名

へるす出版

ISBNコード

ISBN978-4-89269-808-8

発行年

2013年6月

判型 / 頁数

B5判 / 164頁

分類

臨床看護/診療科・疾患/精神看護

価格

定価2,200円(本体2,000円 税10%)

内容

身体疾患のある患者に、精神的諸問題や精神疾患が疑われる場合への対応やケアについて、リエゾンナースへの相談事例を通して学ぶ。

目次

I 章 身体疾患患者にみられる精神的諸問題への対応

A. 不安の強い患者
―「1人でいるのが不安」と連日のように訴える患者への対応事例

B. 抑うつ状態が疑われる患者
―「気分の落ち込み」がみられる患者への対応事例

C. 怒りやイライラ感が強い患者
―「トゲのある口調」がみられる患者への対応事例

D. 依存傾向がある患者
―ナースを引き留める患者への対応事例

E. せん妄が疑われる患者
―夜間に不穏になる患者への対応事例

F. 慢性疼痛を抱える患者
―病態と一致しない腹痛を訴える患者への対応事例

G. 死に直面している患者
―病状認識の確認が難しい患者への対応事例

II 章 精神疾患を疑われる、または既往のある患者への対応

A. 対人関係に問題のある患者
―攻撃的な言動の多い患者への対応事例

B. 自殺企図の経験がある患者
―がん転移を知り自暴的になった患者への対応事例

C. 統合失調症で治療中の患者
―被害妄想を訴える患者への対応事例

III 章 家族への対応に迷う事例

A. 平常心を保てなくなった家族
―予後不良の夫との接し方に戸惑う妻への対応事例

B. 同じ質問を繰り返す家族
―なかなか本心を語らない弟への対応事例

C. 患者同様に不安の強い家族
―患者の代弁者として介在する母親への対応事例

IV 章 ナースの感情をめぐる課題

A.「 患者の死」という対象喪失体験-1
―患者との死別による悲嘆反応が続くナースへの対応事例

B.「 患者の死」という対象喪失体験-2
―患者の自殺に衝撃を受けたナースへの対応事例

C. 感情的にうまくかかわれない患者-1
―疾患に対する先入観が対応を難しくさせた事例

D. 感情的にうまくかかわれない患者-2
―患者からの好意が対応困難を招いた事例

附章 ナース自身のメンタルヘルス対策

A.「 振り返り」でこころの疲弊に気づく
―気分の落ち込みが続く2年目ナースとの個別面接事例

B.「 ピアサポート」でチームの活性化を図る
―看護チームにサポートミーティングを活用した事例