書名 |
ナラティブとエビデンスの間 ―括弧付きの、立ち現れる、条件次第の、文脈依存的な医療 |
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原著者 |
James P Meza・Daniel S Passerman |
筆頭著者 |
岩田健太郎・訳(神戸大学大学院医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-89592-743-7 |
発行年 |
2013年5月 |
判型 / 頁数 |
A5変型判 / 304頁 |
分類 |
臨床医学系/内科一般 |
価格 |
定価3,740円(本体3,400円 税10%) |

ナラティブとは、患者が語る話について、その意味を分析された物語。ナラティブもエビデンスも、ともにヘルスケアのアウトカムに影響を及ぼす要素として重要である。本書では、章により診断および治療にそれぞれ重点をおき、具体的なケースを示しつつ、ナラティブと、検索方法や吟味の仕方を含めたエビデンスとの関わりについて、医療実践のプロセスとして追体験できる。ナラティブ・メディスン実践のための指南書として利用価値が高い。

序文
はじめに
緒言
著者について
イントロダクション
パートⅠ 診断におけるナラティブのジレンマに対するケアのプロセス
第1 章 患者さんの懸念を理解するために十分な情報を得る
第2 章 患者さんの懸念に合わせて臨床的に適切な質問を尋ねる
第3 章 質問に関係ある情報にアクセスする
第4 章 情報の質を吟味する
第5 章 臨床的質問に情報をアプライする
第6 章 意思決定のため患者さんをサポートする
パートⅡ 治療におけるナラティブのジレンマに対するケアのプロセス
第7 章 患者さんの懸念を理解するために十分な情報を得る
第8 章 患者さんの懸念に合わせて臨床的に適切な質問を尋ねる
第9 章 質問に関係ある情報にアクセスする
第10 章 情報の質を吟味する
第11 章 臨床的質問に情報をアプライする
第12 章 意思決定のため患者さんをサポートする
パートⅢ 理論的考察
緒言
第13 章 日々起きる癒しの社会的実践に関する理論的問題
第14 章 癒しとは何か、誰がそれを必要としているのか?
第15 章 医療のコモディティー化(商品化)とトランスレーショナル・プラクティスにおける新たなプロフェッショナリズム
パートⅣ エピローグ
第16 章 エピローグ
あとがき
パートⅤ 付録
付録への緒言
付録A
付録B
付録C ヒポクラテスの誓い
訳者あとがき