脳卒中の機能予後予測は、リハビリのゴール設定や入院治療期間の設定に極めて重要である。従来～最新の予後予測法を幅広く取り上げた、リハビリスタッフ必見の書。

第I部　予後予測のための脳卒中機能評価
　第1章　予後予測のための機能評価の基礎
　第2章　脳卒中の機能評価概論
　第3章　ADL評価
　第4章　総合評価
　第5章　高次脳機能の評価
　第6章　感覚・運動・反射の評価
　第7章　上肢機能の評価
　第8章　下肢・体幹，歩行の評価
　第9章　評価が困難なときの工夫
　第10章　Rehabilitation Assessment System（RAS）
　第11章　機能評価研究のめざすべき方向

第II部　脳卒中機能予後予測
　第1章　予後予測総論
　第2章　従来の予後予測法
　第3章　合併症の予測
　第4章　最新の予後予測法
　第5章　対数予測，ADL構造解析，自宅復帰率
　第6章　最近の研究動向－MRI拡散テンソル法画像（DTI）

第III部　予後予測の実践事例
　症例1　上肢機能の予後予測－急性期の運動麻痺が重度な脳出血例
　症例2　上肢機能の予後予測－急性期の運動麻痺が軽度な脳梗塞例
　症例3　上肢機能の予後予測
　　－慢性期において，neuro-science based rehabilitationを実施した例
　症例4　歩行とADLの予後予測－脳出血
　症例5　歩行とADLの予後予測－脳梗塞
　症例6　歩行とADLの予後予測－くも膜下出血
　症例7　自宅復帰率の予測

第IV部　評価マニュアル
　第1章　Motor Activity Log（MAL）
　第2章　Wolf Motor Function Test（WMFT）

　付録1　すぐに役立つFIM活用法
　付録2　海外の評価表をもとにした日本語版の作成
　　1　日本語版作成に関する許可の申請
　　2　順翻訳
　　3　逆翻訳
　　4　整合性の検討
　　5　日本語版の検討・修正
　　6　臨床的有用性の検討
　　7　日本語版の完成

索引