書名 |
EOB-MRI/Sonazoid 超音波による肝癌の診断と治療 |
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筆頭著者 |
工藤正俊・他編 |
その他著者等 |
國分 茂博 編集 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-01734-3 |
発行年 |
2013年6月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 360頁 |
分類 |
臨床医学系/消化器内科 |
価格 |
定価13,200円(本体12,000円 税10%) |

肝細胞特異性造影剤Gd-EOB-DTPAと肝小結節の優れた描出能をもつ第二世代超音波造影剤Sonazoidのコラボレーションで、肝癌診療の最先端を解き明かす。それぞれの特性と利点・欠点を明確にし、その上で融合画像を含めた肝癌のベストな診断に迫る。治療応用においても、肝癌治療のスタンダードとなったRFAとTACEの治療効果判定から術中エコーの最先端まで、実践的テクニックとノウハウが満載。

第I部 EOB-MRI
第1章 肝画像診断におけるMRIの基本的知識
第2章 各種MRI造影剤の差異と使い分け
第3章 肝癌診療におけるEOB-MRIの位置づけと役割
1.慢性肝疾患における診療形式の変遷
-定期的画像精査はB-mode超音波+EOB-MRIへ
2.RFA治療効果判定
3.肝癌治療後F/Uの様式-新規結節性病変(再発結節)の早期指摘
第4章 EOB-MRIの基本的知識
1.Gd-EOB-DTPAの特性
2.最適な撮像法
1 GE
2 Siemens
3 Philips
3.EOBの取り込み・排泄トランスポーター
1 肝細胞の薬物および内因性物質のトランスポーター(総論)
2 取り込みトランスポーター(各論)
3 排泄系トランスポーター(各論)
4.EOB-MRIによる肝機能評価
第5章 肝癌診断における拡散強調画像の意義
第6章 EOB-MRIによる肝細胞癌の診断
1.dynamic CTとの比較
2.dynamic MRIとの比較(Gd-DTPA)
3.SPIO-MRIとの比較
4.CTHA,CTAPとの比較
5.EOB-MRIで高信号を呈する結節群の取り扱い
第7章 EOB-MRIの早期肝癌と異型結節(DN)の鑑別診断能
1.早期肝癌の病理診断
1 分子病理
2 早期肝細胞癌の形態病理
3 門脈域浸潤の意義
2.EOB-MRIによる早期肝癌の診断能
1 手術標本との対比
2 生検標本との対比
3.非濃染結節におけるEOB-MRI低信号結節と自然経過
4.EOB-MRIの肝細胞相でのみ低信号を示す肝結節病変の取り扱い
1 内科の立場より
2 外科の立場より
3 放射線科の立場より
第8章 肝癌の診断アルゴリズムにおけるEOB-MRIの位置づけ
第9章 EOB-MRIの肝癌治療への応用
1.EOB-MRIと超音波の融合画像による治療ナビゲーション
2.EOB-MRIによるRFA治療効果判定
3.EOB-MRIによる肝癌治療後の経過観察
第II部 Sonazoidによる造影超音波
第1章 超音波造影剤の種類と世界の現況
第2章 肝癌診療におけるSonazoid造影超音波の役割と位置づけ
第3章 Sonazoid造影超音波の基本的知識
1.造影超音波の基本的原理
2.Sonazoidの特性
3.Sonazoidの時相と撮像法
4.最適な検査条件
1 東芝
2 GE
3 Siemens
4 HITACHI
5 Philips
5.Sonazoid造影超音波検査におけるDefect Re-perfusion Imaging
第4章 Sonazoid造影超音波による肝癌の診断
1.dynamic CTとの比較
2.SPIO-MRIとの比較
3.CTHA/CTAPとの比較
4.EOB-MRIと造影超音波の融合画像による診断
第5章 Sonazoid造影超音波による早期肝癌の診断能-機種による違い
1.GE
2.東芝
第6章 Sonazoid造影超音波検査による肝癌のスクリーニング
第7章 肝癌の肉眼病理形態の診断
第8章 Sonazoid造影超音波の治療への応用
1.Bモード不明瞭結節の局在診断
2.Sonazoid造影超音波とEOB-MRIの融合画像
3.Sonazoid造影超音波とMDCTの融合画像
4.造影超音波ガイド下RFAの実際
5.3D/4D造影超音波画像の治療応用
6.術中造影超音波の有用性
7.Sonazoid造影超音波による肝癌治療効果判定
1 RFA
2 TACE
索引