書名 |
手術後鎮痛のすべて ≪痛みのScience & Practice 1≫ |
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筆頭著者 |
川真田樹人・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-8306-2833-7 |
発行年 |
2013年6月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 276頁 |
分類 |
臨床医学系/麻酔科学 |
価格 |
定価13,200円(本体12,000円 税10%) |

手術後痛を防ぎ,侵襲からの回復を促すために必要な基礎医学の知見からエビデンスを志向した鎮痛法・鎮痛薬の使い方など,科学的な立場を堅持しつつ実践的に解説.

総説
手術痛と手術後痛
解説
Ⅰ.手術後痛の病態生理学
1 ヒト研究からみた手術後痛のメカニズム
2 動物モデルからみた手術後痛のメカニズム
3 分子からみた手術後痛のメカニズム
4 創治癒と手術後痛
T 手術後痛とTRPV1
T 急性痛から慢性痛への移行:帯状疱疹と手術後痛
II.手術後痛による全身作用と手術後痛の評価
1 手術後痛による循環・呼吸機能への影響
2 手術後痛による分泌物・代謝機能への影響
3 手術後痛による免疫能への影響
4 手術後痛の身体的評価法
5 手術後痛の心理的評価法
6 手術後痛とQOL
T 先行鎮痛の現在
T 手術後の創部の痒み
T 遷延性術後痛は脳画像で診断できるか?
III.エビデンスを意識した手術後鎮痛法
1 オピオイド
2 消炎鎮痛薬,COX-2抑制薬
3 その他の鎮痛薬
4 硬膜外鎮痛法
5 末梢神経ブロック
6 PCA による手術後鎮痛
7 局所鎮痛法
8 手術後痛・手術後鎮痛法と長期予後
T 術後回復能力強化プログラムにおける術後鎮痛
T 抗凝固療法と手術後鎮痛法の選択
T 手術後痛に対する局所麻酔薬の全身投与
IV.手術・部位別による手術後鎮痛法
1 開腹術後鎮痛法
2 開胸術後鎮痛法
3 内視鏡下手術後鎮痛法
4 四肢手術後鎮痛法
5 産科手術後(帝王切開術)鎮痛法
6 心臓・血管手術後鎮痛法
7 脊椎・脊髄手術後鎮痛法
8 関節手術後鎮痛法
9 脳神経外科,耳鼻科,口腔外科などの手術後鎮痛法
T 手術後痛に対するacute pain serviceの現状
T 周術期管理チームにとっての術後痛
T 手術後痛と分娩痛の違い
T day surgeryにおける手術後鎮痛法
Ⅴ.手術後鎮痛による副作用の対策
1 悪心・嘔吐対策
2 せん妄対策
3 呼吸・循環抑制対策
4 腸管運動抑制,術後イレウスなど他の副作用対策
T 術後早期リハビリテーションを目指した術後鎮痛
T 手術後痛と摂食・睡眠障害
VI.小児と高齢者の手術後鎮痛法
1 小児の手術後痛の問題点
2 小児の手術後鎮痛法
3 高齢者の手術後痛の問題点
4 高齢者の手術後鎮痛法
T 手術後痛と術後認知機能障害
T 手術後痛の性差,個人差
T 手術後痛に対する看護の役割
VII.遷延性術後痛
1 遷延性術後痛の実態
2 遷延性術後痛の病態と予防法
3 遷延性術後痛に対する治療
4 遷延性術後痛に対するこれからの治療戦略
T 遷延性術後痛に対するmulti disciplinary pain治療の有効性
T 心身医療からみた遷延性術後痛
T 術後痛と俳句・短歌
索引
* T = Topics