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書名

くすりのかたち ―もし薬剤師が薬の化学構造式をもう一度勉強したら

筆頭著者

浅井考介・他著

出版社名

南山堂

ISBNコード

ISBN978-4-525-78271-9

発行年

2013年5月

判型 / 頁数

B5判 / 151頁

分類

薬学/医療系薬学/薬剤管理

価格

定価2,200円(本体2,000円 税10%)

内容

本書は,化学構造式の「薬の情報源」としての有用性や,薬の本質的な事項でありながら添付文書には記載されていない,いわば盲点になっている部分などを,化学構造式を活用して解説.さらに,薬局の日常業務で化学構造式をどう活かせるかといった実例をあげ,それに対応するイラストや図を用いてわかりやすく説明している.

目次

第1章 化学構造式を“読む”準備
 1 化学構造式を“読む”ことの必要性
 2 化学構造式を“読む”ための基本

第2章 基本骨格を読む
 1 基本骨格を薬学管理に活用してみよう!〜その1〜
 2 基本骨格を薬学管理に活用してみよう!〜その2〜
 3 置換基の大きさで選択性も得られる!?
 4 水素結合の数で排泄経路が変わる!?
 5 水素結合が作用強度へ影響!?
 6 水素結合の数で経口吸収性を変えることができる!?
 7 類似構造から副作用を予測してみよう!
 8 光線過敏症を引き起こす構造とは?
 9 化学構造式を変形させて“見よう”!
 10 化学構造式を切って“見よう”!
 11 光学活性体とラセミ体

第3章 置換基を読む
 1 置換基の大きさで作用範囲が決まる!?
 2 置換基の大きさで作用時間も変わる!?
 3 置換基の大きさで選択性も得られる!?
 4 水素結合の数で排泄経路が変わる!?
 5 水素結合が作用強度へ影響!?
 6 水素結合の数で経口吸収性を変えることができる!?

第4章 部分構造を読む
 1 化学構造中の“窒素”と“酸素”の役割
 2 小さな怪力“フッ素”
 3 “塩素”が薬剤に与える個性
 4 “スルホンアミド系”薬剤を見極めよう!
 5 “エステル系”プロドラッグの効果
 6 生理活性物質にそっくり!?“カルボン酸”

コラム
 ①共通の基本骨格をもつ薬剤
 ②なぜ,いまだにラセミ体が多いのか?
 ③置換基1つ分の大きな差〜ペニシリン系とセフェム系
 ④構造式を読んで国家試験問題を解いてみよう!

付 録
主な官能基一覧