書名 |
手術日までに患者が知りたい大腸癌 ―検査から治療,術後経過,手術費用まで/腹腔鏡下手術 ≪わかりやすいインフォームドコンセントシリーズ 3≫ |
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筆頭著者 |
市原隆夫・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-307-20306-7 |
発行年 |
2013年4月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 100頁 |
分類 |
臨床医学系/消化器外科 |
価格 |
定価3,300円(本体3,000円 税10%) |
大腸癌で手術が必要と宣告され、不安と緊張の中にいる患者にどうしたらこれからの治療を理解してもらえるか。インフォームドコンセントを得るための道筋を示した。実際の説明に近い会話形式で図解を多く用い、医師だけでなく、患者やその家族が読んでも理解できるよう易しく記述されている。従来あまり触れられることのなかった治療による合併症についても多くのページを割いた。説明の根拠となる資料も多数収録している。
A.健康診断で大腸癌の精密検査を勧められました─大腸専門外来で
1.「大腸癌検診で陽性」の意味は「便の中に血液があるということだけ」
2.便に血が混じる原因となる病気は
3.痔があるのですが
4.「精密検査」の種類は? 危険性は?
5.早期癌の発見には内視鏡検査のほうがお勧めです
6.大腸のポリ-プについて
B.大腸癌ってどういう病気ですか
1.癌と診断されて再診
2.病名告知
3.治療には手術が必要?
4.大腸癌の重症度、進行程度を分類しますって?
C.大腸癌の診断
1.臨床所見
2.検査
3.大腸癌診断の種類─術前診断、術中診断、術後組織学的診断
D.大腸癌の治療(切除)
1.一般的な治療方針を示した『大腸癌治療ガイドライン』があります
2.治療法の分類
3.内視鏡治療
4.外科(手術)治療
5.手術の後遺症、合併症、手術による死亡
6.輸血について
7.手術の合併症についての考え方
E.腹腔鏡下手術
1.腹腔鏡下手術の特徴
2.腹腔鏡下手術の欠点
3.腹腔鏡下手術の長期予後
F.手術前の説明と術後予定の説明
1.治療方法の説明
G.手術に向けて
1.手術の同意確認
2.入院、術後スケジュ-ル
3.費用
ナ-スステ-ション33―術前説明時にはできるだけ多くの身内に集まってもらう
4.手術の後に行うこと
H.手術の結果説明
1.切除標本による組織学的診断結果の説明
2.術後の通院、フォロ-アップスケジュ-ル
3.術後補助化学療法
I.手術だけでは治癒切除が困難と思われた時の治療
1.治癒手術が不可能な方には化学療法
2.化学療法の副作用
3.分子標的薬
4.化学療法の課題
5.術前化学放射線療法
文献
シリ-ズを終えるにあたり
索引