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書名

心電図のみかた,考え方 [基礎編]

筆頭著者

杉山裕章・著

出版社名

中外医学社

ISBNコード

ISBN978-4-498-03784-7

発行年

2013年4月

判型 / 頁数

B5判 / 336頁

分類

臨床医学系/循環器内科

価格

定価5,940円(本体5,400円 税10%)

内容

楽しく気軽に読み進めるうちに,みるみる心電図を判読する力が付いてくる.
心電図についてどうしても苦手意識が消えない人,ゼロから学ぶ人に最適の一冊.

目次

目 次

第1章 プロローグ 1
─不安と期待の入り混じる春─ 1

第2章 勉強をはじめる前に─持っておきたい心構え─ 3
たくさん苦労しました 3
心電図が読める人とは 3
“一足飛び”を諦める 4
学習の手順 5

イントロ編
第3章 刺激伝導系のはなし─本当に必要な知識のみを厳選!─ 8
“電気仕掛け”の心臓 8
活動電位の知識は不要? 8
知らない方が得? 9
まずは概観 11
刺激伝導系と不整脈 12
洞結節から房室結節まで 13
目で見る刺激伝導系 14
洞結節以外の組織の自動能 15
悪い自動能 17
房室結節 ─日本人の大発明─ 18
房室結節の役割 18
心房と心室をつなぐ唯一の関所 18
心房と心室の時間差作り 19
不整脈に対する“防波堤” 20
刺激伝導系と冠動脈 21
脚の走行 22
脚ブロック 23
[課外授業] 副伝導路とWPW症候群 26
[課外授業] 房室結節の不思議と不整脈 アドバンス 29

第4章 心電図って何?─やさしい話からはじめよう─ 33
心電波形の表すもの 33
心電図記録の仕方 34
どこの方向から眺めるのか? ─12誘導の意味─ 38
肢誘導・胸部誘導と心臓の切断面 39
肢誘導を知ろう 41
円座標軸とI・II・III誘導 42
aV誘導の場所 43
胸部誘導を知ろう 43
方向性でグループ分け 45
[課外授業] 肢誘導の原理も不要? 47

第5章 各波形の意味と表示ルール─心電図の世界の“お約束”を知る─ 50
実際の波形を眺めよう 50
3つの波が意味するもの 51
T波は忠実な家来 52
洞結節や房室結節は? 53
波形表示ルール① 54
波形表示ルール② 56
[課外授業] 心電図はなぜP波から? 59

第6章 標準的な心電図記録スタイル─方眼用紙に親しもう─ 61
標準的な心電図記録法 61
チャンネル 62
キャリブレーション 63
“1/2縮尺”心電図 64
余計な加工はケガのもと 65

第7章 QRS波の命名法─“名付け親”になろう─ 68
QRS波の呼び方ルール 68
電位の基準点ーT-Pラインー 68
P波が動いたら 69
QRS命名法 70
波が小さければ小文字で 71
実例でやってみよう 71
少しだけレベル・アップ 72
練習問題 73

スクリーニング編
第8章 心電図を読む手順─1つ1つを着実に─ 76
“秘密の呪文”登場 76
心拍数の計算(R-1) 77
次に調律診断(R-2) 77
電気軸なんて恐れるな(E) 78
波形の並び(AL) 78
異常Q波(Q-1) 79
QRS波の“寸法”チェック(Q-2) 80
ST部分の上下 80
T波は軽く 81
間隔チェック 81
“じっくり”読みは後半で 82
不整脈は別の機会に 82
[課外授業] 忘れられない1枚─初心に帰らせてくれる心電図─ 84

第9章 必殺!心拍数計算法①─とっておきの方法を伝授─ 88

第10章 必殺!心拍数計算法②─イレギュラーでも大丈夫─ 124

第11章 洞調律の判定─クリアカットな基準で診断しよう─ 145

第12章 電気軸の攻略─チェックは一瞬ですませよう─ 170

第13章 波形の配列チェック①─P波の存在を意識して─ 193

第14章 波形の配列チェック②─イレギュラーな不整脈を斬る─ 208

第15章 QRS波のチェック①─異常Q波を見逃すな─ 226

第16章 QRS波のチェック②─QRS波の身長に注目─ 252

第17章 QRS波のチェック③─QSR波のウエストはどう?─ 279

第18章 目でなぞるST偏位─いつも虚血性じゃないぞ─ 284

第19章 T波の向きと高さ─アッサリつき合う方が良い!?─ 302

第20章 間隔を調べよう─“目で測る”習慣を身につけよう─ 312

第21章 エピローグ─基礎編を終えて─ 333
─夕暮れの医局にてコーヒー片手に─ 333
索引    335