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書名

そうだったのか!臨床に役立つ循環薬理学

筆頭著者

古川哲史・著(東京医科歯科大学難治疾患研究所生体情報薬理分野教授)

出版社名

MEDSi

ISBNコード

ISBN978-4-89592-735-2

発行年

2013年3月

判型 / 頁数

A5変型判 / 216頁

分類

臨床医学系/循環器内科

価格

定価4,950円(本体4,500円 税10%)

内容

循環器治療に使用する薬剤の作用・効果などについて、知識のリニューアルだけでなく臨床家が知りたいトピックスなども絡めて、マニュアルではわからない「なぜその薬を使うのか」がわかるように解説した1冊。心不全・虚血性心疾患・高血圧・不整脈・血栓症の5つのPartに分けて、まず病態生理をコンパクトに整理、続いてそれぞれの治療薬について臨床使用に直結した薬理学を解説。循環薬理学/薬物治療の“現在”がわかる、革新的テキスト。

目次

Part (1) 心不全の治療薬
A.心不全の病態生理
B.心不全の治療─総論
C.収縮能の増強(強心薬)
D.後負荷の軽減
E.前負荷の軽減
F.急性心不全の治療─ clinical scenario
Part (2) 虚血性心疾患の治療薬
A.冠動脈疾患の病態生理
B.慢性冠動脈疾患の薬物治療
C.急性冠症候群の薬物治療
D.脂質代謝異常の薬物治療
Part (3) 高血圧の治療薬
A.高血圧の病態生理
B.高血圧の治療─総論
C.高血圧の薬物治療
Part(4)Ⅳ 不整脈の治療薬
A.不整脈の発現機構
B.抗不整脈薬
C.不整脈の薬物治療
Part (5) 血栓塞栓症の治療薬
A.血小板血栓と抗血小板薬
B.凝固系と抗凝固薬
1.凝固系
C.線溶系とプラスミノーゲン活性化薬
D.血栓塞栓症の治療

メモ一覧
メモ 1 :巨大蛋白タイチンが心筋長を決める
メモ 2 :ジギタリスの超変化球作用─抗癌作用
メモ 3 :意外と知られていない! 2 受容体刺激が血管を弛緩させるメカニズム
メモ 4 :PDE5 阻害薬の注目される新たな適応─肺高血圧症
メモ 5 :利尿効果と降圧作用はなぜ相関しないのか?
メモ 6 :酒好きと下戸のニトログリセリン感受性
メモ 7 :心筋梗塞はなぜ午前中に多いのか?
メモ 8 :心筋梗塞が心筋梗塞を起こりやすくする─「MI beget MI」
メモ 9 :飽食時代にクローズアップされる第6 の味覚“ 脂味”
メモ10 :HDL にも善玉と悪玉がある!
メモ11 :睡眠時無呼吸症候群と高血圧の関係
メモ12 :なぜ野菜・果物の摂取が高血圧に良いのか?
メモ13 :みんなが避けて通る交感神経系薬の中枢作用
メモ14 :活動電位の5 つの相
メモ15 :生理的状態と心不全状態の交感神経刺激作用─何が違うのか?
メモ16 :CAST study の失敗原因はmiss-casting ?
メモ17 :Ⅰ群薬の使用依存性とⅢ群薬の刺激頻度依存性─何がどう違うのか?
メモ18 :心不全になぜカルベジロールなのか?
メモ19 :心房細動と洞調律の心不全では目標心拍数が異なる!
メモ20 :なぜ血小板血栓は動脈,フィブリン血栓は静脈にできやすいのか?
メモ21 :PT とaPTT の違い!
メモ22 :頭蓋内出血に対してワルファリンとダビガトランは何が違うのか?