平成16年（2004年）より導入されている新医師臨床研修制度である。平成21年（2009年）に見直しされ、平成22年4月より適用され、「地域医療」が必須項目とされた。地域医療を必要とする患者とその家族への全人的な対応するために、患者が営む日常生活や居住する地域の特性に即した医療（在宅医療を含む）を理解し、実践するためにわかりやすく解説した。第1章では「地域医療の現場」、第2章では「予防医療・地域保健」についてまとめた。

序章 地域医療・地域保健の一般研修目標
第1章 地域医療の現場
　§1 診療所 (へき地・離島診療所を含む)
　　Ⅰ.診療所
　　Ⅱ.診療所における外来診療
　　Ⅲ.在宅医療
　　Ⅳ.へき地・離島
　　Ⅴ.他機関・職種との連携，情報共有
　§2 地域医療支援病院
　　Ⅰ.地域医療支援病院
　　Ⅱ.地域医療支援病院における外来診療
　　Ⅲ.入院医療
　　Ⅳ.他機関・職種との連携，情報共有
　§3 精神科医療
　　Ⅰ.精神科病院
第2章　予防医療・地域保健の現場
　§1 地域保健
　　Ⅰ.保健所
　　Ⅱ.市町村保健センター
　　Ⅲ.介護老人保健施設，社会福祉施設
　　Ⅳ.精神保健福祉センター
　　Ⅴ.検疫所予防接種センター
　　Ⅵ.各種検診・健診の実施施設
　§2 産業保健
　　Ⅰ.事業場の労働衛生管理体制
　　Ⅱ.労働衛生管理業務
　§3 学校保健
　　Ⅰ.学校保健，学校安全，学校環境衛生
第3章　地域医療研修の評価方式