書名 |
頭頸部 画像診断 ≪放射線医学≫ |
---|---|
筆頭著者 |
楢林 勇・監 |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-7653-1545-6 |
発行年 |
2012年11月 |
判型 / 頁数 |
A4変型判 / 102頁 |
分類 |
臨床医学系/放射線科学/放射線治療 |
価格 |
定価4,400円(本体4,000円 税10%) |

頭頸部画像診断は,放射線科専門医にとっても難易度が高いものである.頭頸部には多くの悪性腫瘍が発生するが,悪性の診断自体は原則として視触診と生検で行われるので,画像診断の最大の役割は広がり診断すなわち局所のステージングということになる.頭頸部においてはCTとMRIの使い分けを理解することも重要である.頭頸部放射線は欧米では放射線診断学の中の重要なsubspecialtyとして確立しており,多くの英文専門書が存在する.
本書は「放射線医学」シリーズの一冊であり,他の分冊同様コンパクトに編集されている.頭頸部放射線の専門家が得意な領域を分担したことにより,それぞれの項目がユニークでかつレベルの高いものとなっている.放射線科医のみならず,頭頸部・眼科領域の画像診断を行う全ての医師に活用していただきたい.

1章 頭蓋底,眼窩
■1 頭蓋底
■2 眼 窩
2章 鼻副鼻腔,上咽頭
■1 鼻副鼻腔
■2 上咽頭
3章 口腔・中咽頭
■1 口腔および中咽頭解剖のポイント
■2 口腔疾患
■3 中咽頭疾患
4章 喉頭・下咽頭
■1 概 説
■2 検査法
■3 組織コントラスト
■4 喉頭癌・下咽頭癌診断の実際
■5 喉頭下咽頭癌の進展形式
■6 喉頭・下咽頭癌の経過観察
■7 炎症性病変
■8 異物・外傷
■9 そのほかの病態・疾患
5章 唾液腺,頸部・軟部組織
■1 唾液腺
■2 頸部・軟部組織
6章 側頭骨
■1 画像診断法
■2 キーとなる画像解剖
■3 代表的疾患の画像所見
7章 頭頸部のUS 診断
■1 甲状腺
■2 副甲状腺