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書名

消化器 画像診断・IVR ≪放射線医学≫

筆頭著者

楢林 勇・監

出版社名

金芳堂

ISBNコード

ISBN978-4-7653-1546-3

発行年

2012年11月

判型 / 頁数

A4変型判 / 145頁

分類

臨床医学系/放射線科学/放射線治療

価格

定価5,060円(本体4,600円 税10%)

内容

放射線医学シリーズ全9冊のうちの1冊.消化器 腹部画像診断・IVRの領域について解説した.
この領域においても近年CR,DR,FDPなどデジタルのX線検出器の進歩にともない,画像情報はデジタル信号で扱われるようになってきた.このシリーズで扱う画像もCT,MRIは勿論のこと,X線画像もデジタル画像が主となっている.消化管X線検査は二重造影という造影技術が主となっており,画像と読影技術も日本で花開いたといって過言ではない.また,CT・MRIを中心としたコンピュータ断層画像による近年の腹部画像診断は,精細な画像と立体的再構成の容易さから存在診断・質的診断さらには病理診断にまで迫る精緻さを有するようになった.
一方,画像診断の治療的応用であるIVR(Interventional Radiology)もこの30年間の進歩は著しい.
本書では全章(1~12章)にわたってこれらに関する最先端の知見を取り入れた内容で平易にわかりやすく記述した.学生,研修医,放射線医学初学者に最適な成書としてお勧めする.

目次

【I部 消化管】
1章 咽頭・食道のバリウムX線診断
■1 咽 頭
■2 食 道

2章 胃のバリウムX線診断
■1 胃X線検査の基礎
■2 胃X線読影の実際
■3 胃癌術前精査におけるポイント
■4 スクリーニング検査における胃X線読影の新しい視点

3章 十二指腸のバリウムX線診断

4章 腸管(小腸・大腸)の バリウムX線診断
■1 小 腸
■2 大 腸

5章 胃癌検診
■1 胃癌検診の歴史
■2 胃癌検診の方式
■3 不利益
■4 胃癌検診の成績
■5 精度管理
■6 今後の胃癌検診

6章 胃・大腸の術前3D CT angiography
■1 腹腔鏡下胃癌手術の主な適応と術式
■2 腹腔鏡下大腸癌手術の主な適応と術式

7章 CT colonography
■1 CT による消化管診断の進歩
■2 CTC の大腸診断への導入
■3 実際のCTC 検査法
■4 CTC における新しい大腸3次元診断画像
■5 CTC による診断能
■6 大腸癌検診の現状とCTC の将来展望

【II部 肝・胆・膵】
8章 血管造影とIVR
■1 血管造影とIVR
■2 血管撮影装置
■3 肝・胆・膵疾患のIVR

9章 CT診断
■1 CT の原理と3次元CT 画像
■2 マルチスライスCT
■3 CT 画像の再構成
■4 肝臓疾患のCT 画像診断
■5 胆嚢・胆管疾患のCT 画像診断
■6 膵臓疾患のCT 画像診断

10章 MRI診断
■1 MRI とは
■2 MRCP とは
■3 Gd-DTPA を用いたdynamic study
■4 SPIO 造影MRI
■5 Gd-EOB-DTPA 造影MRI
■6 肝臓疾患のMRI 画像診断
■7 胆嚢・胆管疾患のMRI 画像診断
■8 膵臓疾患のMRI 画像診断

11章 超音波診断
■1 超音波検査の実際
■2 肝の超音波検査
■3 胆嚢・胆道の超音波検査
■4 膵の超音波検査

12章 急性腹症の画像診断
■1 消化管穿孔
■2 腸管閉塞症
■3 腸管虚血