書名 |
変形性関節症の診かたと治療 (第2版) |
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筆頭著者 |
井上 一・監 |
その他著者等 |
尾崎 敏文 編集/西田 圭一郎 編集 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-01602-5 |
発行年 |
2012年9月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 288頁 |
分類 |
臨床医学系/整形外科学 |
価格 |
定価8,800円(本体8,000円 税10%) |
整形外科を中心に日常診療で最も頻繁に遭遇する疾患である変形性関節症(OA)。近年、その頻度が急速に増加している現状を踏まえ、本書ではOAの最新の知見や話題を存分に取り入れながら、基礎的な疾患背景、病理・病態から診断・治療に至る全体的な診療の流れを図や写真を豊富に用いてわかりやすく解説している。OAの患者をどのように扱い、管理するか、正しい理解へと導き、実践へとつなげられるテキスト、待望の改訂版。
I 変形性関節症(OA)治療の歴史
II 分類と診断基準
1 分類
1.一次性(特発性)OA
2.二次性(続発性)OA
2 診断基準
III 疫学
1.ヨーロッパの疫学調査
2.わが国の疫学調査
IV 病態・病理
1 変形性関節症における関節軟骨破壊と軟骨下骨の変化
1.関節軟骨の構造
2.変形性関節症における関節軟骨・軟骨下骨の病理・生化学的変化
2 変形性関節症における滑膜組織の変化
1.関節滑膜の生理的機能
2.OAにおける二次性滑膜炎
V 診断学
A 画像診断
1 単純X線
1.診断と病期分類
2.関節裂隙の評価と撮影法
2 MRI
B 超音波診断
1.超音波用検査機
2.超音波所見
3.関節の観察方法
4.超音波評価
C 関節マーカー
1.軟骨破壊の関節マーカー
2.軟骨合成の関節マーカー
3.その他の関節マーカー
D 臨床評価法
1.QOL・関節機能評価
E 組織学的評価法
1.HHGS
2.OARSI
F 鑑別診断
1.偽痛風
2.特発性骨壊死
3.滑膜骨軟骨腫症
4.神経病性関節症
5.色素性絨毛結節性滑膜炎
6.感染性関節炎
VI 治療
A 保存的療法
1 薬物療法
1.非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
2.オピオイド
2 リハビリテーション
1.評価
2.理学療法
3.作業療法
4.装具療法
5.クリニカルパスによる周術期リハビリテーション
6.リハビリテーション同意書
7.運動器不安定症とロコモティブシンドローム
3 関節内注入療法
1.関節穿刺法・関節内注入法
2.関節内ヒアルロン酸注入療法
3.関節内ステロイド注入療法
4 サプリメントの功罪
1.位置付け
2.報告
3.代表的サプリメント
B 身体各部の変形性関節症と外科的治療
1 上肢の変形性関節症
1.肩の変形性関節症
2.肘の変形性関節症
3.手の変形性関節症
2 下肢の変形性関節症
1.股の変形性関節症
2.膝の変形性関節症
3.足の変形性関節症
4.足趾の変形性関節症
3 脊椎の変形性関節症
1.頚椎の変形性関節症
2.腰椎の変形性関節症
4 スポーツと変形性関節症
1.肩のスポーツ外傷・障害と変形性肩関節症
2.肘のスポーツ外傷・障害と変形性肘関節症
3.膝のスポーツ外傷・障害と変形性膝関節症
4.足のスポーツ外傷・障害と変形性足関節症
5 外傷と変形性関節症
1.関節内骨折による関節面不整,軟骨損傷
2.骨折後のアライメント変形
3.変形癒合,PTOAの治療
変形性関節症の診断と治療の今後
索引
column
遺伝子変異マウスと疾患の病態解明
変形性関節症の病態究明-ゲノム解析による疾患感受性遺伝子の探索
メカニカルストレスと軟骨細胞