書名 |
神経伝導検査テキスト ―筋電図CD-ROM付 |
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筆頭著者 |
栢森良二・著(帝京大学教授) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-263-22599-8 |
発行年 |
2012年8月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 152頁 |
分類 |
臨床医学系/脳神経・神経内科学 |
価格 |
定価5,280円(本体4,800円 税10%) |

●神経伝導検査の基礎技術から主な疾患の症例について解説.まず,基礎技術編として記録電極設置部位や刺激部位を写真や図で掲載.
●次に導出された波形から,病態が脱髄か軸索変性かの鑑別を行うための波形分析について解説.また,針筋電図の基礎についても解釈を加え,「筋電図波形の読み方」として付録のCD-ROMに収録.
●さらに,第3部では著者の経験した症例を掲載.臨床神経生理学や脳神経科,神経内科の臨床医と,臨床検査に携わるスタッフに推奨の1冊.

【基礎技術編】
<上肢の伝導検査>
複合筋活動電位の記録電極設置部位の確認
正中神経のSNAPとCMAPの導出
尺骨神経の手関節と肘刺激によるSNAPとCMAP
浅橈骨神経
<下肢の伝導検査>
腰神経叢
腰仙骨神経叢
<顔面神経の伝導検査>
直接反応によるCMAP
電気的瞬目反射
<後期応答>
H反射の導出
F波
A波
多発ニューロパチー
<神経筋接合部の伝導検査>
シナプス後疾患
シナプス前疾患
<その他の神経伝導検査>
副神経の伝導検査
横隔神経の伝導検査
【誘発電位の波形分析の基礎】
<神経伝導の基礎>
静止膜電位
イオンチャネル
活動電位
不応期
活動電位の伝導
容積導体電位
近傍電場電位と遠隔電場電位
神経線維の分類
誘発電位のパラメータ
誘発電位パラメータへの影響因子
刺激強度と誘発電位の閾値
脱髄と交差刺激
生理的持続時間依存性位相相殺現象
脱髄による波形変化
軸索変性による波形変化
活動電位の異常と臨床症状
絞扼性神経障害と脱髄性神経障害
<針筋電図の基礎>
運動単位
針筋電図
随意収縮時の活動
動員パターンと大きさ原理
運動単位電位とパラメータ
安静時の活動
<神経変性と再生>
骨格筋と表情筋の相違
表情筋の役割
ヘルペス顔面神経炎
神経変性
顔面神経における軸索断裂と神経断裂の鑑別
神経突起の指向性と回復時間
顔面神経麻痺の臨床的評価
顔面神経麻痺の機能予後と回復曲線
【臨床から学ぶ】
<正中神経障害>
手根管症候群
円回内筋症候群
前骨間神経症候群
腕神経叢炎
<尺骨神経障害>
肘部尺骨神経障害
ギヨン管症候群
<橈骨神経障害>
土曜日の夜の麻痺
松葉杖麻痺
後骨間神経症候群
手錠麻痺
橈骨神経麻痺の治療
手の変形の鑑別
<腕神経叢障害>
腕神経叢損傷
分娩麻痺
リュックサック麻痺
胸郭出口症候群
<下肢の神経障害>
下垂足の鑑別
ALSの電気診断基準
ダッシュボード損傷
後足根管症候群
腰神経叢損傷と大腿神経障害
腰部脊柱管狭窄症