書名 |
小児脳性麻痺のボツリヌス治療 (改訂第2版) ≪シリーズボツリヌス治療の実際≫ |
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筆頭著者 |
根津敦夫・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7878-1926-0 |
発行年 |
2012年7月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 148頁 |
分類 |
臨床医学系/小児科学 |
価格 |
定価5,280円(本体4,800円 税10%) |
ボツリヌス治療を解説したシリーズの改訂版。治療の知識と手技の実際を、わかりやすく図や写真を使って解説。リハビリテーションの項目を追加
目 次
総監修の言葉 /梶 龍兒
改訂第2版の編集にあたって /根津敦夫
執筆者一覧
第1章 ボツリヌス毒素の基礎知識と最近の知見
/目崎高広
1.歴 史
2.ボツリヌス症(botulism)
3.毒素の構造と作用機序
4.治療実施手順
5.抗毒素抗体の検査法
6.最近の知見
第2章 小児へのボツリヌス治療総論
/根津敦夫
1.どのような小児を治療すべきか
2.ボツリヌス治療の適応となる病状
3.慎重投与
4.治療前の確認事項
5.治療の実施
6.治療実施の際の注意事項
7.副作用・有害事象について
8.治療効果の評価
9.まとめ
第3章 脳性麻痺にみる痙縮・強剛総論
/君塚 葵
1.定義および早期発見
2.脳性麻痺の分類
3.神経病理
4.治 療
第4章 上肢痙縮の治療
/根津敦夫
1.どのような小児をボツリヌス治療すべきか
2.治療目標の設定
3.用法・用量
4.手指痙縮の治療
5.手関節屈曲痙縮の治療
6.回内痙縮の治療
7.肘屈曲痙縮の治療
8.肩甲帯引き込み痙縮の治療
9.治療後の評価と再投与の基準
10.ボツリヌス治療後の作業療法
11.治療事例
第5章 下肢痙縮の治療
/根津敦夫
1.どのような小児を治療すべきか
2.治療目標の設定
3.用法・用量
4.下腿筋痙縮の治療
5.膝関節屈曲痙縮の治療
6.大腿内転痙縮の治療
7.股関節屈曲痙縮の治療
8.治療後の評価と再投与の基準
9.ボツリヌス治療後の理学療法
10.治療事例
第6章 重症心身障害児(痙性斜頸を含む)の治療
/井合瑞江
1.治療目的
2.用法・用量
3.重症心身障害児(痙性斜頸を含む)の治療
4.注意事項
5.治療効果の評価尺度
6.治療効果・長期的予後
7.有害事象
8.治療事例
第7章 ボツリヌス治療を生かしたリハビリテーション
/花井丈夫
1.脳性麻痺に対する理学療法の概説
2.ボツリヌス治療への療法士の関与
3.ボツリヌス治療後の訓練プログラム
4.治療事例
付 録:横浜療育医療センター・ボツリヌス外来 治療実施計画書
索 引
Column
四肢痙縮治療における筋選択の問題
側彎治療における筋選択の問題
超音波画像か? 筋電図か?
神経筋接合部の分布と投与方法
長期のボツリヌス治療は筋肉を萎縮させるか?
腸腰筋と腰背部痛との関係
ボツリヌス治療が脳の可塑性に与える影響
海外での小児脳性麻痺に対するボツリヌス治療の現状
日本での小児脳性麻痺に対するボツリヌス治療の現状
重症心身障害児の治療は誤嚥性肺炎を誘発するか? 軽減するか?