書籍検索結果 詳細表示

書名

脳卒中後のコミュニケーション障害 ―成人コミュニケーション障害者のリハビリテーション:失語症を中心に (改訂第2版)

筆頭著者

竹内愛子・他編著

出版社名

協同医書出版社

ISBNコード

ISBN978-4-7639-3047-7

発行年

2012年3月

判型 / 頁数

B5判 / 378頁

分類

リハビリテーション/脳卒中

価格

定価6,160円(本体5,600円 税10%)

内容

脳卒中後に出現するコミュニケーション障害を正しく理解し,適切な援助を行うために,さまざまな障害の種類とそれらの特徴を,患者の具体的症状を提示しながら詳説.

目次

第 I 部 脳卒中後に出現するコミュニケーション障害の種類とその特徴-失語症を中心に-
 第1章 失語症
    失語症の定義
    失語症の特徴的な症状
    失語症候群(伝統的な失語分類)
    認知神経心理学的アプローチ
    ロゴジェンモデルで説明される失語症の言語症状
    皮質下性失語
    緩徐進行性失語・原発性進行性失語
    右利き交叉性失語・非右利き失語
 第2章 失語症近縁のコミュニケーション障害
    読み書きの障害
    発語失行
    純粋型症状
    半球間離断症候群
 第3章 失語症以外の脳卒中後コミュニケーション障害
    ディサースリア(dysarthria)
    認知症のコミュニケーション障害
    右半球損傷後のコミュニケーション障害

第 II 部 コミュニケーション障害と脳のしくみ
 第4章 脳の構造と機能
    脳の構成
    脳各部の構造と機能
    脳内の機能系
 第5章 失語症の原因となる脳の病気と病巣局在法
    脳の病気
    病巣局在法
    機能画像法
 第6章 言語と脳の働き
    言語野
    言語の半球優位
    失語の古典分類と損傷部位
    古典分類の問題点
    ブローカ領野,ウェルニッケ領野,弓状束の問題
 第7章 脳の損傷によって起こるさまざまな症状
    一時的症状と永続的症状
    脳損傷の一般効果
    運動障害
    感覚障害
    失認症
    行為障害
    失書症と失読症
    失計算
    記憶の障害:健忘症候群
    発動性障害
    見当識障害
    注意障害
    病態失認
    認知症
    失語症に合併しやすい症状

第 III 部 失語症のコミュニケーション改善に向けての援助
 第8章 失語症の回復に関連する要因
    脳損傷に起因する因子
    患者の個人的因子
    言語治療の因子
 第9章 失語症の治療法
    失語症言語治療法の異なる考え方
    言語機能の改善を目指す方法
    実用コミュニケーション能力の改善を目指す方法
    失語症臨床における機器の利用:拡大・代替コミュニケーション(AAC)訓練
 第10章 失語症言語治療の進め方―具体例による評価・診断,訓練,経過
    評価から言語療法の実施まで
    症例-評価から言語療法の実施まで-
 第11章 失語症者の心理・社会的側面の問題とその援助
    失語症者の心理・社会的問題
    心理・社会的問題への援助