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書名

思春期・青年期のうつ病治療と自殺予防

原著者

Brent DA, Poling KD, Goldstein TR

筆頭著者

高橋祥友・訳

その他著者等

David A. Brent 著/Kimberly D. Poling 著/Tina R. Goldstein 著

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-01556-1

発行年

2012年5月

判型 / 頁数

A5判 / 336頁

分類

臨床医学系/精神神経科学/精神医学

価格

定価5,500円(本体5,000円 税10%)

内容

思春期・青年期のうつ病診療および自殺予防の具体的な対応のポイントについてまとめたもの。認知行動療法や弁証法的行動療法といった近年関心が高まっている治療法をベースに、希死念慮のある急性期患者へのアプローチから、患者とのラポールづくり、連鎖分析、家族への教育といった日常のうつ病診療で必要となる対応まで幅広くカバーした1冊。

目次

著者略歴
訳者略歴
謝辞
はじめに

第1章 思春期のうつ病:評価と治療についての総説
 なぜ思春期のうつ病は重要な問題なのか?
 うつ病について家族がよくする質問(そしていくつかの短い答え)
 分類
 気分障害の評価の手引き
 鑑別診断と重複罹患の評価
 思春期のうつ病に対するエビデンスに基づいた治療法に関する総説
第2章 自殺願望と自殺行動の評価と治療
 自殺行動の重要性といくつかの重要な定義
 評価の一般的原則
 質問についての5つの重要な領域
 緊急の自殺の危険を評価する
 治療の場の決定
第3章 効果的治療の重要な要素
 組織の環境
 セラピストの人柄
 治療関係
第4章 治療の開始
 どのようにセッションを組み立てるか
 どのように安全計画を立てるか
 適切な治療のレベルを決定する
 最初のセッションでラポールを築く
 守秘義務
 患者自身も治療に関与させる
 治療関係を築く
 患者と家族に対する心理教育
 目標設定
第5章 連鎖分析と治療計画
 連鎖分析とは何か?
 いつ連鎖分析を利用するか
 連鎖分析をする際の障害をどう克服するか
 連鎖分析をどのように実施するか?
 親と連鎖分析を実施する
 危険因子と保護因子を取り上げる
 治療計画
 具体的な症例
第6章 行動賦活と感情統御
 行動賦活
 感情統御
 感情の測定
 注意を他に逸らす
 自己に対する慰め
 深呼吸
 前進的筋肉リラクセーション
 快いイメージ
 家族に対する感情統御スキル
第7章 認知の再構築,問題解決,対人関係効率化
 変化の仕方
 認知と感情の障害
 思考,感情,行動の関連
 現時点の関連を把握する
 認知の歪曲
 自動思考,思いこみ,核の信念
 自殺を考える
 認知の再構築
 問題解決
 対人関係スキルを向上させる
第8章 治療抵抗性うつ病
 治療抵抗性うつ病とは何か?
 なぜ治療抵抗性うつ病が重要なのか?
 7つの重要な質問
 最初の抗うつ薬に反応しなかった患者に対する治療
 治療抵抗性うつ病の予防
第9章 回復とその維持:強化と維持療法
 なぜ急性期治療の後に追加の治療段階が必要であるのか?
 強化治療
 維持治療
第10章 前進!
 私たちは何ができるだろうか?
 近い将来に活用できる可能性のある他のアプローチ
 自殺の危機を評価するための新しいアプローチ

文献
訳者あとがき
索引