書名 |
エキスパートに学ぶ 皮膚病理診断学 ≪皮膚科臨床アセット 9≫ |
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筆頭著者 |
山元 修・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-521-73346-3 |
発行年 |
2012年5月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 584頁 |
分類 |
臨床医学系/皮膚科学 |
価格 |
定価22,000円(本体20,000円 税10%) |
皮膚疾患の病理組織学的鑑別診断を中心に101項目の多彩なテーマを取り上げ,1,200点以上の写真・表を用いて,各分野のエキスパートが見やすくわかりやすく解説.
Ⅰ 総論
・皮膚生検の採取法と病理組織依頼書の書き方
・皮膚病理組織学で使われる専門用語
・皮膚病理組織の見方の実際
・正常皮膚組織の部位による違い・年齢による違い
・アーティファクトとコンタミネーションの種類と判別法
・皮膚病理組織写真撮影のコツ
・原発疹に対応する皮膚病理組織像
・続発疹に対応する皮膚病理組織像
・海綿状態とは
など
Ⅱ 非腫瘍性疾患
・好中球浸潤が診断の手掛かりとなる疾患(1) 表皮への浸潤 (2) 真皮への浸潤
・好酸球浸潤が診断の手掛かりとなる疾患(1) 表皮内または毛包内/毛包周囲への浸潤 (2) 真皮への浸潤
・肥満細胞,形質細胞浸潤が診断の手掛かりとなる疾患
・炎症細胞が楔形に浸潤する疾患
・角層内に好中球の核がみられた場合の考え方
・表皮の壊死あるいはアポトーシスがみられる疾患
・表皮細胞が蒼白変化をきたす疾患
・アレルギー性接触皮膚炎と一次刺激性接触皮膚炎との病理組織学的鑑別法
・湿疹/皮膚炎,Gibert ばら色粃糠疹,苔癬状粃糠疹の病理組織学的鑑別点
・蕁麻疹の病理組織像の多様性の理由
・多形紅斑の病理組織学的診断の可能性と限界
・多形紅斑,固定薬疹,DIHS,GVHD,Mucha-Habermann 病の組織学的鑑別法
・結節性紅斑と類似の臨床症状を呈する疾患との病理組織学的鑑別点
・乾癬の臨床診断にもかかわらずMunro 微小膿瘍を欠く場合の考え方
・乾癬と脂漏性湿疹との病理組織学的鑑別点
・扁平苔癬と扁平苔癬様角化症との病理組織学的鑑別点
・爪の扁平苔癬,湿疹,乾癬の病理組織学的鑑別法
・粘膜扁平苔癬の病理組織学的特徴
・円板状紅斑性狼瘡と扁平苔癬との病理組織学的鑑別点
・紅斑性狼瘡(LE)の病型による病理組織学的違い
・皮膚筋炎,紅斑性狼瘡,Sjögren 症候群の病理組織学的鑑別点
・強皮症および強皮症様病態の病理組織学的鑑別点
・棘融解を呈する代表的疾患の病理組織学的鑑別点
・表皮下水疱を呈する疾患の病理組織学的鑑別点
・acantholytic dyskeratosis をきたす疾患の鑑別点
・血管炎の病理組織学的分類
・肉芽腫を形成する血管炎の病理組織診断
・血管の破壊像や血管壁のフィブリノイド変性を生じる非血管炎疾患(偽血管炎)
・蕁麻疹様血管炎とその他の血管炎との病理組織学的鑑別点
など
Ⅲ 腫瘍性疾患
・覚えておきたい母斑・母斑症の病理組織像
・papillomatosis をきたす疾患の病理組織学的鑑別点
・有棘細胞癌の病理組織学的分類
・毛包癌の病理組織学的考え方
・ケラトアカントーマと有棘細胞癌との病理組織学的鑑別点
・基底細胞癌の病理組織学的分類―特に治療との関係を中心に―
・基底細胞癌と線維形成性毛包上皮腫との病理組織学的鑑別点
・病理組織からみた基底細胞癌と毛芽腫の鑑別点,毛芽腫と毛包上皮腫の関係
・基底細胞癌の病理組織像とダーモスコピー所見の関係
・淡染細胞(clear cell)の増殖を特徴とする上皮系皮膚悪性腫瘍
・病理組織からみた脂腺腫,脂腺腺腫,脂腺癌
・毛包系腫瘍の皮膚病理組織の最新の話題
・folliculosebaceous apocrine unit の最新の考え方と関連する皮膚腫瘍
・表皮向性(epidermotropism)を示しうる皮膚腫瘍
・poroid cell,cuticular cell が認められる皮膚腫瘍の病理組織像
・汗孔癌の病理組織学的診断の落とし穴
・比較的まれな汗腺系悪性腫瘍の病理組織学的特徴
・境界部母斑とmelanoma in situ との病理組織学的鑑別点の最新知見
・メラノーマとSpitz 母斑との病理組織学的鑑別点の最新知見
・メラノーマの特殊な亜型の病理組織学的特徴
・メラノーマの病理組織所見とダーモスコピー所見との対応
・後天性色素細胞母斑の臨床組織分類と部位別ダーモスコピー所見
・皮膚の紡錘形細胞腫瘍のHE 染色レベルでの鑑別点
など