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書名

この1冊で極める不明熱の診断学 ―不明熱の不明率を下げるためのガイドブック

筆頭著者

野口善令・監

出版社名

文光堂

ISBNコード

ISBN978-4-8306-2027-0

発行年

2012年6月

判型 / 頁数

A5判 / 288頁

分類

臨床医学系/内科一般

価格

定価4,400円(本体4,000円 税10%)

内容

難しいとされる不明熱の診断ストラテジーを,様々な角度からあますところなく解説した1冊.初診で不明熱を診ることの多い若手内科医・総合医必携.

目次

第I章 不明熱とは何か(総論)
 1 不明熱の定義
 2 外来患者の「不明熱」〜入院させるべきか,帰してもよいか?〜
 3 入院患者の「不明熱」
 4 海外渡航者の「不明熱」
 5 HIV 感染症と発熱
 6 発熱性好中球減少症
第II章 「不明熱」の鑑別診断学(診断推論)〜疾患リストをみてみよう〜
 1 「不明熱」の診断推論〜ある程度あたりをつけて検査すべし〜
 2 考える材料をリストアップ!
 3 「不明熱」診断の概略マップ
 4 これが不明熱の正体!(よく出合う,見逃してはいけない,気になる疾患20)
 5 そんなの知らないよー 〜uncommon? まさかの不明熱〜
第III章 「不明熱」診断の病歴学(発熱+αのαを探すための問診テクニック)
 1 現病歴で押さえるポイント
 2 家族歴で押さえるポイント
 3 既往歴で押さえるポイント
 4 生活歴で押さえるポイント
 5 服薬歴で押さえるポイント
 6 ROS で押さえるポイント
第IV章 「不明熱」診断の身体所見学 〜診るポイントは?〜
 1 総論〜身体所見のストラテジー〜
 2 バイタルサイン
 3 頭部のどこに気をつけて診ていくか?(眼・鼻・耳,側頭動脈,副鼻腔など)
 4 頸部のどこに気をつけて診ていくか?(咽喉頭部,甲状腺,リンパ節など)
 5 胸部のどこに気をつけて診ていくか?(心臓,肺,乳房など)
 6 腹部・骨盤部のどこに気をつけて診ていくか?(腹部触診,Murphy 徴候,直腸診など)
 7 背部のどこに気をつけて診ていくか?
 8 四肢・手指・足指のどこに気をつけて診ていくか?
 9 皮疹のどこに気をつけて診ていくか?(紫斑,紅斑,皮下結節,結節性紅斑など)
第V章 「不明熱」診断における検査学〜どんな検査をしていくか〜
 1 ある程度あたりをつけて検査しないと…「どうしてこの検査やってない」症候群
 2 血液検査の何に注目するか?
 3 生化学検査の何に注目するか?
 4 CRP をどう使う?
 5 血液培養はどう読むか?
 6 ウイルスマーカーをどう使いこなす?
 7 腫瘍マーカーをどう使いこなす?
 8 尿検査の何に着目するか?
 9 胸部単純X 線写真はどう読むか?
 10 CT はどう読むか?
 11 生検はどのような場合に行うか?
第VI章 empiric therapy から根治的治療へ
 1 「 不明熱」の診療における抗菌薬の選択・使用の考え方
 2 ステロイドの使用量・使用方法と注意点
第VII章 ケーススタディで学ぼう〜症例・エピソード解説〜
付録 不明熱診断マトリックス
索引