書籍検索結果 詳細表示

書名

大腸内視鏡挿入法 ―軸保持短縮法のすべて (第2版)

筆頭著者

工藤進英・著

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-01314-7

発行年

2012年5月

判型 / 頁数

B5判 / 164頁

分類

臨床医学系/消化器内科

価格

定価13,200円(本体12,000円 税10%)

内容

数多ある大腸内視鏡挿入法の書籍の中でも、まさにバイブルとして広まっている本書の改訂第2版。著者自身が日頃の検査を積み重ねた中で体得しえた事柄や感覚を、可能な限り言葉にして解説していく。よりイメージを喚起できるイラスト・画像を多く収載。ページの折々に収載したコラムは、読者に気付きを与え、また挿入法上達のための心構えや考え方等が示されている。挿入技術を習得するための必携の1冊。

目次

I.大腸内視鏡検査の心構え
 1.適応と禁忌
 2.大腸内視鏡検査のインフォームド・コンセント
II.大腸内視鏡検査における前処置と前投薬
 1.前処置
  A.ニフレック(R)(ポリエチレングリコール)による前処置
  B.ビジクリア(R)による前処置
  C.マグコロールP(R)(クエン酸マグネシウム)による前処置
  D.その他の方法
 2.前投薬
  A.鎮痙剤
  B.鎮静剤・鎮痛剤
III.感染症対策
 1.内視鏡の洗浄・消毒
  A.内視鏡消毒液
  B.内視鏡洗浄・消毒の実際
 2.内視鏡処置具の洗浄・消毒
IV.大腸内視鏡挿入の基本的事項
 1.大腸の解剖
  A.大腸の走行
  B.挿入部位に関する指標
 2.大腸内視鏡機種別の特徴
  A.高伝達挿入部と受動彎曲機能について
 3.軸保持短縮法の基本姿勢と概要
  A.基本姿勢
  B.軸保持短縮法の概要
  C.3S Insertion Techniqueの概要
 4.3S Insertion Techniqueの実際
  A.Straight Insertion
  B.Laterally slide
  C.Shortening
 5.場をつくる
  A.至適距離
  B.Air control
  C.相対的挿入と吸引
  D.フリー感
  E.管腔方向
  F.Jiggling
 6.軸保持短縮法の補助手段
  A.先端フード
  B.用手圧迫
  C.体位変換
  D.硬度可変
  E.UPDシステム
V.大腸内視鏡挿入の実際
 1.RSの越え方
 2.S状結腸,SD屈曲部の越え方
  A.S状結腸の越え方の基本
  B.S状結腸の通過の3パターン
 3.下行結腸から脾彎曲の越え方
 4.横行結腸の越え方
 5.肝彎曲の越え方
 6.上行結腸から盲腸
 7.Bauhin弁の越え方
 8.人工肛門からの挿入,観察
 9.レベル別注意点
  A.初級者のための大腸内視鏡検査-初級者が気をつけること
  B.中級者のための大腸内視鏡検査-中級者の陥りやすい罠
 10.極細径内視鏡による挿入法
  A.特徴
  B.挿入
 11.偶発症を避ける大腸内視鏡検査
  A.検査前偶発症
  B.挿入時偶発症
  C.内視鏡的治療処置に伴う偶発症
 12.その他の大腸検査法
  A.バルーン内視鏡
  B.CT colonography
  C.大腸カプセル内視鏡
VI.大腸内視鏡による観察
 1.病変の発見
  A.病変に対する認識
  B.死角となりやすい部位
  C.軸保持短縮法の維持
  D.Air Control
  E.病変が多い症例の注意点
  F.治療目的の場合の注意点
  G.フォローアップの重要性
 2.病変の観察
  A.内視鏡像の歪み-樽型歪曲収差
  B.通常内視鏡観察
  C.色素内視鏡観察
  D.肉眼形態の観察-発育形態分類
  E.色素拡大観察-pit pattern診断
  F.NBI拡大観察-vascular pattern診断
  G.拡大内視鏡観察の実際
  H.超拡大内視鏡観察-endocytoscopy
VII.大腸腫瘍性病変の内視鏡治療
 1.大腸腫瘍における内視鏡治療の適応
 2.EMR・ESDの適応
 3.EMR・ESDの手技の流れ
  A.内視鏡治療を始める前に
  B.前処置
  C.処置具について
 4.SM癌における内視鏡的切除後の追加腸切除の適応
  A.SM浸潤距離の計測の問題点
  B.粘膜筋板の状態の評価
VIII.大腸内視鏡治療後のサーベイランス
 1.National Polyp Study(NPS)
 2.Japan Polyp Study(JPS)
 3.角館study

文献
索引