書名 |
これからの退院支援・地域移行 ≪精神科臨床エキスパート≫ |
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筆頭著者 |
水野雅文・編 |
その他著者等 |
野村 総一郎 シリーズ編集/中村 純 シリーズ編集/青木 省三 シリーズ編集/朝田 隆 シリーズ編集/水野 雅文 シリーズ編集 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-01497-7 |
発行年 |
2012年5月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 212頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価5,940円(本体5,400円 税10%) |
いち早く退院支援・地域移行へチャレンジしている精神科病院・クリニックの取り組みをモデルケースとして紹介するもの。取り組み始めたきっかけや実際の変革手法、効果や今後の課題などについてまとめるとともに、各施設で用いているマニュアルやツールも掲載しており、読者が自身のサポート現場でそれらを応用することも可能。執筆者らがこれからの精神科地域ケアのあり方について語る座談会も収載。
第1部 総論
総論 精神科地域ケアのストラテジー
地域化への道のり
ソーシャル・インクルージョンを維持する連携の構築
再施設化(re-institutionalization)への危惧
地域ケアの臨床倫理
向老社会における地域ケア
今後の課題-就労支援とリカバリー
まとめ
第2部 事例紹介
第1章 統合型精神科地域治療プログラム(OTP)に基づく地域移行と病院改革の歩み
あさかホスピタルの場合
第2章 公立単科病院における退院支援・地域移行の実践
山梨県立北病院の場合
第3章 精神保健法からみる退院支援・地域移行の歴史
さわ病院の場合
第4章 長期入院患者の退院と地域生活支援-「治療共同体」から「生活共同体」へ
のぞえ総合心療病院の場合
第5章 新・旧の入院患者の退院促進
瀬野川病院の場合
第6章 院内チーム医療から地域チーム医療へ
新阿武山病院の場合
第7章 敷居の低い精神科病院と地域
南信病院の場合
第8章 精神疾患への早期介入の取り組み
東邦大学医療センター大森病院の場合
第9章 故郷の東京下町へ帰ろう-東京都墨田区での退院促進・地域定着支援事業
錦糸町クボタクリニックの場合
第10章 感情労働の社会関係資源-恵友会活動
社会福祉法人恵友会の場合
第11章 地域の診療所が果たせる役割
新宿東メンタルクリニックの場合
第12章 地域における障害者雇用の現状と課題
株式会社ラグーナ出版の場合
第3部 座談会 (水野雅文,澤 温,佐久間 啓,窪田 彰)
座談会 精神科入院・地域ケアの行方
地域ケア実践の歴史と変遷
精神科医療の現在と未来
人材育成の大切さと難しさ
地域にどう理解してもらうか
一般診療科との連携
患者の高齢化
精神保健福祉サービスへの民間参入
補助金や資源の効果的活用
各施設の取り組みを読んで
「やってきてよかった」と思ったこと
索引