書籍検索結果 詳細表示

書名

肺がん検診のための胸部X線読影テキスト

筆頭著者

日本肺癌学会 集団検診委員会 胸部X線写真による肺癌検診小委員会・編

出版社名

金原出版

ISBNコード

ISBN978-4-307-07089-8

発行年

2012年4月

判型 / 頁数

B5判 / 240頁

分類

臨床医学系/画像診断

価格

定価6,600円(本体6,000円 税10%)

内容

胸部X線写真による肺がん検診は、2010年の日本肺癌学会のガイドラインにより、一定の条件のもとグレードB(勧められる)となったが、現場の読影精度には差がみられる。また、集団検診では通常の読影とは異なった技術が必要となる。本書では、2012年2月に改訂された「肺癌取扱い規約」の「肺癌検診における胸部X線検査の判定基準と指導区分」に基づき、X線写真をどのように読影し判定するかを、実際の症例をもとに解説した

目次

第I章 胸部X線検診の意義と限界
はじめに
1.これまでの研究
2.胸部X線写真による肺がん検診の位置付け
3.胸部X線写真による肺がん検診の必要条件
4.胸部X線写真がもつ限界
おわりに


第II章 胸部X線写真の撮影技術および条件
1.間接撮影
2.直接撮影(スクリーン・フィルム系)
3.直接撮影(デジタル)
4.撮影体位の設定
5.読影に適した画像の評価
6.読影環境

第III章 胸部X線写真の正常解剖と読影方法
はじめに
1.胸部X線解剖:正常構造のチェックポイント
2.読影方法
3.病変と間違えやすい所見

第IV章 肺がん検診における判定基準と指導区分
1.肺がん検診の方法
2.胸部X線検査の判定基準と指導区分
3.肺がん検診における要精検率

第V章 判定区分ごとの実例
[1]A判定
[2]B判定
[3]C判定
[4]D判定
 1.D1判定:活動性肺結核
 2.D2判定:活動性非結核性病変
 3.D3判定:循環器疾患
 4.D4判定:その他
[5]E判定

第VI章 代表的な胸部病変の種類と特徴
掲載症例一覧
[1]肺悪性疾患
 1.肺腺癌
 2.肺扁平上皮癌
 附.パンコースト肺癌
 3.肺大細胞癌
 4.肺小細胞癌
 5.転移性肺腫瘍
 附.良性転移性平滑筋腫
 6.肺悪性リンパ腫
[2]肺良性疾患
 1.肺過誤腫
 2.肺硬化性血管腫
 3.炎症性筋線維芽細胞性腫瘍
[3]縦隔疾患
 1.胸腺腫
 2.奇形腫
 3.神経原性腫瘍
 4.気管支嚢胞
 5.心膜嚢胞
[4]感染性肺疾患
 1.肺結核腫(結核性肉芽腫)
 2.非結核性抗酸菌症
 3.肺真菌症
 4.ニューモシスティス肺炎
[5]その他の疾患
 1.強皮症に伴う間質性肺炎
 2.特発性肺線維症
 3.COPD
 4.塵肺症
 5.サルコイドーシス
 6.びまん性汎細気管支炎
 7.リンパ脈管筋腫症
 8.MMPH
 9.リンパ球性間質性肺炎
 10.肺動静脈瘻
 11.器質化肺炎
 12.円形無気肺
[6]胸膜疾患
 1.胸膜中皮腫
 2.孤立性線維性腫瘍
 3.滑膜肉腫
 4.膿胸関連リンパ腫
 5.転移性胸膜腫瘍
[7]胸壁腫瘍
 1.軟骨肉腫
 2.ユーイング肉腫
 3.デスモイド腫瘍
 4.多発性骨髄腫
[8]石綿関連疾患
 1.石綿肺
 2.石綿関連肺癌
 3.胸膜プラーク
 4.良性石綿胸水
 5.びまん性胸膜肥厚