外科学の成書として，初版から約20年にもわたり，医学部生から研修医，臨床の先生方まで多くの読者に支持されている教科書．今版では記述内容の総点検とともに，最新の知見を盛り込み，さらなる充実を図った．各項目冒頭の「ポイント」は，情報の整理がしやすく，的を絞った解説と豊富な図表が読者の理解の手助けとなる．

【内容目次】
［総論］
第1章　序論
第2章　問診，診察
第3章　無菌法，病院感染対策
第4章　基本的外科手術手技
第5章　外科的侵襲に対する生体反応
第6章　出血と止血
第7章　輸血
第8章　ショック
第9章　創傷治癒
第10章　損傷
第11章　炎症と感染
第12章　免疫
第13章　腫瘍
第14章　臓器移植
第15章　人工臓器とME
　A　人工臓器
　B　ME機器
第16章　内視鏡治療と内視鏡下外科手術
　A　内視鏡治療
　B　内視鏡下外科手術
第17章　水分・電解質，血液ガス，酸・塩基平衡
第18章　外科栄養法
第19章　手術患者の術前管理
第20章　手術患者の術後管理
　A　手術後の合併症とその処置
第21章　老人の特殊性
第22章　皮膚と皮下組織
第23章　救急治療
［各論］
第1章　顔面，頸部，顎，口腔
　A　顔面・頸部
　B　顎・口腔
第2章　甲状腺疾患
第3章　副甲状腺（上皮小体）の疾患
第4章　乳腺
　A　炎症
　B　特有な病変
　C　良性腫瘍
　D　悪性腫瘍
第5章　胸壁，胸膜，横隔膜
　A　胸壁の奇形
　B　胸壁の炎症
　C　胸壁の腫瘍
　D　胸部外傷
　E　胸膜の疾患
　F　横隔膜
第6章　気管・気管支および肺
　A　嚢胞性肺疾患
　B　感染性疾患
　C　腫瘍
　D　肺塞栓症
第7章　縦隔
第8章　心臓
　A　先天性心疾患
　B　後天性弁膜症
　C　虚血性心疾患
　D　心膜の疾患
　E　心筋疾患
　F　心臓腫瘍
　G　不整脈
　H　心臓損傷
第9章　血管
　A　大動脈および主要分枝の疾患
　B　大静脈の疾患
　C　末梢動脈疾患
　D　四肢静脈疾患
　E　リンパ管疾患
第10章　食道
　A　損傷および異物
　B　炎症
　C　腫瘍
第11章　胃および十二指腸
　A　機能および機能異常
　B　胃・十二指腸の損傷および異物
　C　胃炎
　D　胃・十二指腸潰瘍
　E　Mallory-Weiss症候群
　F　胃腫瘍
　G　十二指腸腫瘍
　H　胃・十二指腸の手術
第12章　小腸および結腸
　A　腸の先天異常
　B　憩室性疾患
　C　腸循環障害
　D　腸管損傷
　E　腸管内異物
　F　炎症性腸疾患
　G　急性虫垂炎
　H　イレウス（腸閉塞）
　J　小腸の手術（小腸切除）
　K　盲管症候群
　L　消化不良症候群，短腸症候群
　M　大腸ポリープ
　N　大腸ポリポーシス
　O　結腸癌
　P　結腸の手術
第13章　直腸および肛門
　A　肛門疾患
　B　腫瘍
　C　術前・術後管理
　D　手術
第14章　肝臓，胆道系および膵臓
　A　肝
　B　胆嚢
　C　膵臓
　D　手術
第15章　脾，門脈
　A　脾臓
　B　門脈
第16章　副腎
第17章　急性腹症
第18章　腹壁，臍および後腹膜
　A　先天異常
　B　損傷，異物
　C　炎症
　D　腫瘍
第19章　ヘルニア
　A　鼠径ヘルニア
　B　大腿ヘルニア
　C　腹壁ヘルニア
　D　臍部ヘルニア
　E　骨盤部ヘルニア
　F　内ヘルニア
第20章　小児外科
　A　頸部疾患
　B　肺・胸膜疾患
　C　食道疾患
　D　横隔膜疾患
　E　胃疾患
　F　腸疾患
　G　直腸・肛門疾患
　H　肝・胆道・膵・脾疾患
　I　腹壁疾患
　J　小児腫瘍
　K　外傷と異物
　L　小児外科における内視鏡手術
参考図書，雑誌
略語表
和文索引
欧文索引