書名 |
遺伝情報の発現制御 ―転写機構からエピジェネティクスまで |
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原著者 |
David S. Latchman |
筆頭著者 |
五十嵐和彦・他監訳(東北大学大学院医学系研究科生物化学分野 教授) |
その他著者等 |
深水昭吉・山本雅之 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-89592-697-3 |
発行年 |
2012年2月 |
判型 / 頁数 |
A4変型判 / 448頁 |
分類 |
基礎医学系/生物学、分子生物学 |
価格 |
定価10,450円(本体9,500円 税10%) |

遺伝子の発現はどのように制御されているのか、エピジェネティックな調節の実体とは何か、各段階の詳細な制御メカニズムを体系的にまとめた唯一の教科書。前半で基本的な仕組みを解説し、後半では発生や疾患における具体的な事例を取り上げる。転写調節・翻訳後調節、クロマチン構造の変化、ヒストンの修飾、低分子RNAによる調節の仕組みから、核内受容体とシグナル伝達、発生・細胞種別・癌・その他疾患での例が理解できる。明解な文章と多くの図で、初心者はもちろん、専門家の知識の整理にも有用。生命科学・医・農・歯・薬のさまざまな分野の研究者、院生に。

1 遺伝子調節の階層
2 クロマチンの構造
3 遺伝子調節におけるクロマチン構造の役割
4 転写の過程
5 転写因子と転写調節
6 転写後の過程
7 転写後調節
8 遺伝子調節とシグナル伝達経路
9 胚発生における遺伝子調節
10 細胞種特異的な遺伝子発現の調節
11 遺伝子発現調節と癌
12 遺伝子調節とヒト疾患
13 まとめと将来の展望