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書名

抗精神病薬完全マスター ≪精神科臨床エキスパート≫

筆頭著者

野村総一郎・他シリーズ編集

その他著者等

中村 純 編集/中村 純 シリーズ編集/青木 省三 シリーズ編集/朝田 隆 シリーズ編集/水野 雅文 シリーズ編集

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-01487-8

発行年

2012年3月

判型 / 頁数

B5判 / 240頁

分類

臨床医学系/精神神経科学/精神医学

価格

定価6,380円(本体5,800円 税10%)

内容

精神科診療のエキスパートを目指すための新シリーズの1冊。1996年のリスペリドン導入後、使用できる新規抗精神病薬の数は増え続け、適応も拡大した。現時点を一つの節目と考え、新時代の抗精神病薬治療を総括する。各新規薬を総合的に比較しつつ、効果的な使用法、副作用対策、使い分けなどを第一線の臨床医が使用実感や症例をまじえて解説。従来型薬の再評価や新薬の動向にも触れ、この1冊で抗精神病薬の全貌が分かる。

目次

第1章 抗精神病薬の臨床的位置づけ
  抗精神病薬の定義と現況
  統合失調症治療の現状
  統合失調症に対する薬物療法の限界
  新規抗精神病薬の新たな適応
第2章 抗精神病薬開発の歴史と展望
  抗精神病薬は統合失調症治療の概念を大きく変えた
  統合失調症治療の神経化学的理解と精神神経薬理学の誕生
  新規抗精神病薬開発の時代
  おわりに:抗精神病薬開発の展望
第3章 従来型抗精神病薬の過去,現在,未来
  従来型抗精神病薬の多様性
  従来型抗精神病薬の多様性はなぜ論じられなかったのか
  従来型抗精神病薬と新規抗精神病薬の比較-再検討
  認知機能への効果-新規抗精神病薬は有効か
  従来型抗精神病薬各論
  まとめ
第4章 新規抗精神病薬の薬理,臨床応用
 A.クロザピン
  概説
  薬理学的作用機序
  薬物動態
  適応症と治療方針
  副作用とその対策
  相互作用とその対策
  臨床上のヒント・注意点
  臨床ケース
 B.リスペリドン
  概説
  薬理学的作用機序
  薬物動態
  適応症と治療方針
  副作用とその対策
  相互作用とその対策
  臨床上のヒント・注意点
  臨床ケース
 (附) パリペリドン
  概説
  臨床ケース
 C.オランザピン
  概説
  薬理学的作用機序
  薬物動態
  適応症と治療方針
  副作用とその対策
  相互作用とその対策
  臨床上のヒント・注意点
  臨床ケース
 D.クエチアピン
  概説
  薬理学的作用機序
  薬物動態
  適応症と治療方針
  副作用とその対策
  相互作用とその対策
  臨床上のヒント・注意点
  臨床ケース
 E.アリピプラゾール
  概説
  薬理学的作用機序
  薬物動態
  適応症と治療方針
  副作用とその対策
  相互作用とその対策
  臨床上のヒント・注意点
  臨床ケース
 F.ペロスピロン
  概説
  薬理学的作用機序
  薬物動態
  適応症と治療方針
  副作用とその対策
  相互作用とその対策
  臨床上のヒント・注意点
  臨床ケース
 G.ブロナンセリン
  概説
  薬理学的作用機序
  薬物動態
  適応症と治療方針
  副作用とその対策
  相互作用とその対策
  臨床上のヒント・注意点
  臨床ケース
第5章 統合失調症の病態仮説と将来の抗精神病薬開発の動向
  統合失調症のドパミン仮説と新薬の開発
  統合失調症のグルタミン酸仮説と新薬の開発
  今後の新規抗精神病薬開発における課題
第6章 統合失調症以外への抗精神病薬の適応
  双極性障害
  うつ病
  認知症
  せん妄
  強迫性障害,不安障害
  境界性パーソナリティ障害
  発達障害

索引