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書名

抗うつ薬プラクティカルガイド ―上手に選んで使いこなす!

筆頭著者

中村 純・編

その他著者等

中村 純 /吉村玲児/熊田貴之/大坪天平/富田 克/常山暢人/鈴木雄太郎/染矢俊幸/坂元 薫/中野和歌子/香月あすか/平安良雄/森下 茂/杉田篤子/阿竹聖和/堀 輝/山田和夫/新開隆弘/橋本浩二郎/中神 卓/古郡規雄/

出版社名

中外医学社

ISBNコード

ISBN978-4-498-01784-9

発行年

2011年12月

判型 / 頁数

A5判 / 178頁

分類

臨床医学系/その他/薬物療法

価格

定価3,300円(本体3,000円 税10%)

内容

臨床の場で「プラクティカルに役立つ」ことに重点を置き、精神科医、他科の医師、薬剤師まで、広く役立つ抗うつ薬の処方とその考え方の最新知識をコンパクトに解説しました。

目次

目次

1.うつ状態・うつ病における抗うつ薬の位置づけ<中村 純> 1
1.うつ病の診断が確定している場合に薬物療法が選択される 1
2.双極性障害が示すうつ状態(双極性うつ病) 3
3.抗うつ薬使用の原則 4
4.うつ病に対する薬物治療アルゴリズムの課題 8
5.一般的なうつ病の経過 9
6.薬物療法を補完する基本的な精神療法 10

2.抗うつ薬の種類・効果的な薬物療法<吉村玲児> 13
1.うつ病の多様性 13
2.抗うつ薬の有害事象からの薬剤選択 14
3.意欲・活動性低下や思考力低下が前景であるうつ病 15
4.不安・焦燥感が前景であるうつ病 16
5.食欲不振や不眠が前景であるうつ病 17
6.精神病性うつ病(妄想性うつ病) 18
7.血管性うつ病(vascular depression,
 post-stroke depression) 19

3.三環系抗うつ薬<熊田貴之,大坪天平> 21
1.三環系抗うつ薬の必要性 22
2.各三環系抗うつ薬の特徴 23
1.イミプラミン 24
2.アミトリプチリン 24
3.トリミプラミン 25
4.ノルトリプチリン 25
5.クロミプラミン 25
6.アモキサピン 26
7.ロフェプラミン 26
8.ドスレピン 26

4.四環系抗うつ薬・トラゾドン<富田 克> 29
1.四環系抗うつ薬 29
1.マプロチリン 29
2.ミアンセリン 32
3.セチプチリン 33
2.四環系抗うつ薬の適応 34
3.トラゾドン 36
4.トラゾドンの適応 37
5.せん妄への適応 38
6.四環系抗うつ薬/トラゾドンによる賦活と自殺の危険性 38

5.SSRI40
(1)フルボキサミン<常山暢人,鈴木雄太郎,染矢俊幸> 40
1.用法や用量,投与期間の工夫 40
2.フルボキサミンの副作用と薬物相互作用 44
3.σ1受容体について 46
(2)パロキセチン<坂元 薫> 49
1.用法・用量 50
2.有効性 51
3.使用にあたって留意すること 55
4.症例 59
(3)セルトラリン<中野和歌子,香月あすか> 62
1.薬理学的特性 62
2.臨床効果の特徴 64
3.有害事象 66
4.症例報告 67
(4)エスシタロプロム<平安良雄> 70
1.効能,用法・用量 70
2.薬理学的特徴 71
3.有効性 73
4.安全性 74
5.薬物動態・薬物相互作用 77
6.高齢者 79
7.妊婦・産婦・授乳婦 80
8.身体合併症 80
9.治療期間 81
10.他剤からの置換 81

6.SNRI 83
(1)ミルナシプラン<森下 茂> 83
1.ミルナシプランについて 83
2.ミルナシプランはどのようなうつ病に効果が期待されるか 84
3.ミルナシプランを年齢で使い分ける 85
4.性別でミルナシプランを使い分ける 87
5.精神症状によるミルナシプランの使い分け 88
6.躁状態を伴ううつ病へのミルナシプランの選び方 89
7.ミルナシプランの用い方 90
(2)デュロキセチン<杉田篤子,阿竹聖和> 93
1.デュロキセチンが奏効した痛みと多彩な心気症状を
 伴ううつ病の1例 93
2.適応 95
3.用法・用量 95
4.利点 95
5.副作用 96
6.禁忌 97
7.使用上の注意点 98
8.薬物動態 100
9.薬物相互作用 100
10.中止法 102

7.ミルタザピン<堀 輝,香月あすか> 104
1.ミルタザピンとは? 104
2.ミルタザピンの薬理学的作用 104
3.ミルタザピンの利点 106
4.ミルタザピンとミアンセリンは何が違うか 109
5.大規模研究からみたミルタザピンの位置づけと
 使用方法の留意点 111
6.併用療法としての可能性 112
7.有害事象 112

8.スルピリド<山田和夫> 115
1.ドパミン神経路と生理的機能 116
2.ドパミン2受容体 118
3.スルピリドの薬理 120
4.スルピリドの商品名・剤型 121
5.スルピリドの使い方 121

9.抗うつ薬の効果が不十分な時の工夫―難治性うつ病      (治療抵抗性うつ病),追加療法,増強療法―<吉村玲児> 123

10.抗うつ薬の副作用とその対策―うつ病の多様性をめぐって―<新開隆弘> 130

11.抗うつ薬と他の薬剤との相互作用

12.一般身体科医と精神科医との連携<中村 純> 156

索引 161

付.抗うつ薬一覧表 166