書名 |
フィジカルアセスメント ガイドブック ―目と手と耳でここまでわかる (第2版) |
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筆頭著者 |
山内豊明・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-01384-0 |
発行年 |
2011年12月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 224頁 |
分類 |
臨床看護/臨床基本技術/基本看護技術 |
価格 |
定価2,640円(本体2,400円 税10%) |
なぜ患者さんの右側から診察を行うの?
なぜ背中側からの呼吸音聴取が大切なの?
フィジカルアセスメントの「なぜ」を解決しながら、基本的知識と技術を解説するガイドブック。
目的と根拠がわかれば、フィジカルアセスメントは看護につながる。
はじめに
本書を読む前に フィジカルアセスメントの組み立てと階層性
Part 1 症状・徴候からのアセスメント
症状・徴候からのアセスメントの考えかた
1 頭が痛い
2 胸が痛い
3 お腹が痛い
4 息苦しい
5 ドキドキする
6 咳が出る
7 むくみがある
8 口から血が出た
9 気を失った
10 フラフラする
11 しゃべりにくい
12 見えにくい
13 身体を思ったように動かせない
14 おしっこの調子が悪い
Part 2 身体機能別のアセスメント
A 基本技術
1 視診
2 触診
3 打診
4 聴診
B 呼吸系と循環系
呼吸系と循環系のフィジカルアセスメントの進めかた
1 胸部における「場所」を表す(1) 水平位置(肋骨・肋間)の同定
2 胸部における「場所」を表す(2) 垂直位置の同定
3 チアノーゼの有無を確認する
4 ばち状指の有無を確認する
C 呼吸系
呼吸系のフィジカルアセスメントの進めかた
1 視診により呼吸の観察をする
2 胸郭の拡張性をみる
3 触診により呼吸の観察をする
4 触覚振盪音(音声伝導)を確認する
5 横隔膜を同定する
6 胸壁と肺との関係を捉える
7 呼吸音を聴取する(1) 異常呼吸音の性質を把握する
8 呼吸音を聴取する(2) 異常呼吸音の種類を判断する
9 呼吸音を聴取する(3) 正常呼吸音の種類を整理する
10 呼吸音を聴取する(4) 聴診の原則に沿って,呼吸の聴診を行う
D 循環系
循環系のフィジカルアセスメントの進めかた
1 脈を触知する
2 血圧を測定する
3 末梢循環不全を評価する(1) 動脈の循環を確認する
4 末梢循環不全を評価する(2) 静脈の循環を確認する
5 心臓の大きさを推定する 左心拡大を見抜く
6 頸静脈により中心静脈圧を推定する
7 心音を聴取する(1) I音とII音の成り立ちを理解する
8 心音を聴取する(2) 収縮期と拡張期を区別する
9 心音を聴取する(3) 心雑音を評価する
10 心音を聴取する(4) 過剰心音とII音の分裂の有無を確認する
11 心音を聴取する(5) 心音の正常・異常を判断する
12 心不全のサインを見逃さない
E 消化系
1 口から食物を摂取できるかを評価する
2 咽頭反射をみる
3 腹部のアセスメントを行う
4 腹部を視診する
5 腸蠕動音の消失・減少を判断する
6 肝臓の大きさを推定する
7 腹水の有無を判断する
8 腹部を触診する
F 感覚系
1 眼位の異常の有無をみる
2 外眼球運動を確認する
3 視力・視野をスクリーニングする
4 聴力をスクリーニングする
5 伝音性/感音性難聴を鑑別する(1) リンネテスト
6 伝音性/感音性難聴を鑑別する(2) ウェーバーテスト
7 皮膚知覚(痛覚・触覚)をみる
8 深部知覚(振動覚)を評価する
G 運動系
1 ADL・歩行を観察する
2 関節可動域を測定する
3 筋力をスクリーニングする
4 筋力を測定する
5 小脳機能を評価する
6 平衡機能を評価する
H 中枢神経系
1 意識状態を測る
2 呼吸パターンを確認する
3 瞳孔および対光反射を確認する
4 脳幹反応をみる
5 高次脳機能を評価する(1) 認知症のアセスメント
6 高次脳機能を評価する(2) 失語のアセスメント
参考文献
索引
PLUS ONE
モニターよりも,自分の五感を活用しよう
サチュレーションモニターでわかること,わからないこと
「深くゆっくりと呼吸して」と言う理由
胸郭を打診する
胸郭の中には何がある?
異常呼吸音の正しい伝え方 「肺雑」「ラ音」を使うのは危険
背中を出せない患者さんにこそ,背部からの聴診を
フィジカルアセスメントは左右差がカギ
腹部の血管雑音からわかること
女性へのX線検査の前に確認すべきこと
視神経の構造から障害部位を推測する
脳神経は「エサ獲り」で覚える
MMTを看護に活用する 重力に逆らわないナースコール
日常生活に必要な筋力をみる 便座に座ることができる?
関節可動域の測定法を応用する 「がに股」を正しく伝えられますか?
筋トーヌス亢進肢位 患者さんの姿勢から緊急事態を見抜く