書名 |
心血管内分泌検査から読み解く 降圧薬 俺流処方 |
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筆頭著者 |
伊藤 裕・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-525-24531-3 |
発行年 |
2011年11月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 160頁 |
分類 |
臨床医学系/内分泌・代謝 |
価格 |
定価3,960円(本体3,600円 税10%) |

これまで画一的に取り扱われてきた本態性高血圧の治療を心血管系内分泌系の臨床検査値などにより病態に応じてグループ分けし,高血圧治療のエキスパートがJSH2009から一歩踏み込み,臨床経験上妥当と考え実践で選択している降圧薬の「俺流」処方をそれぞれの専門分野の立場から,エビデンスならびに自身の考え方を含めて解説.

I 総論:高血圧を内分泌学的にみる 伊藤 裕
A 高血圧症:milieu interieur破綻の病──今日の立ち位置
B 高血圧のテーラーメイド医療への内分泌学的アプローチ
C 高血圧患者における循環調節ホルモン血中濃度測定とその評価
D 循環調節ホルモン血中濃度の高血圧治療への応用
II レニン-アンジオテンシン系とメタボリックドミノ
1 高血圧におけるインスリン抵抗性と臓器障害 浦 信行
2 高血圧におけるレニン・プロレニン濃度(直接的レニン阻害薬) 市原淳弘
3 腎保護機能を持つレニン・アンジオテンシン・アルドステロン阻害薬の使い方 佐藤敦久
III 肥満メタボリックシンドロームと食塩感受性
4 肥満高血圧における脂肪組織由来各種ホルモンの意義とその治療 益崎裕章
5 食塩感受性の診断と降圧薬の選択 下澤達雄
IV 二次性高血圧の診断と治療
6 原発性アルドステロン症とアルドステロン関連高血圧・ミネラルコルチコイド受容体関連高血圧 柴田洋孝
7 交感神経活動の評価法と中枢性交感神経抑制薬 熊谷裕生
8 褐色細胞腫・傍神経節細胞腫とカテコラミン濃度(α遮断薬,β遮断薬) 田辺晶代
9 妊娠高血圧症 鈴木洋通
V CKDを伴った高血圧症
10 微量アルブミン尿の評価と降圧薬の選び方 柏原直樹
11 CKDステージとCa拮抗薬の使い分け 林 晃一
12 CKD/高血圧へのANPの治療応用 向山政志
VI 心血管障害と高血圧
13 血圧変動と臓器障害,ABPMからみた降圧薬の選び方 苅尾七臣
14 高血圧における血管不全の診断と降圧薬の選び方 野出孝一
15 心不全治療におけるACE阻害薬とARBの使い分け 吉村道博
VII 新しい高血圧治療への展望
16 高血圧遺伝子から見た降圧薬選択は可能か? テーラーメイド医療への展望 勝谷友宏
17 prehypertension(正常高値血圧)の治療はどのようにすべきか? RA系阻害薬による高血圧の発症予防と退行の可能性 篠村裕之 伊藤 裕