書名 |
婦人科がんの緩和ケア |
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筆頭著者 |
後明郁男・他監訳 |
その他著者等 |
Sara Booth 編集/Eduardo Bruera 編集/中村 隆文 監訳/沈沢 欣恵 翻訳 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-01120-4 |
発行年 |
2011年9月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 224頁 |
分類 |
臨床医学系/がん治療・緩和ケア |
価格 |
定価3,850円(本体3,500円 税10%) |

婦人科がんの進行によって生ずる諸問題に対し、緩和ケアの視点から、EBMに基づいた対処法を丁寧に解説。がん患者の苦しみを緩和する方策が学べる好書。オクスフォードPalliative Care Consultations Seriesの1冊。

1 進行子宮頸がんのアセスメントとマネジメント
はじめに
初回治療後の再発パターン
感情面でのサポート
2 進行卵巣がんの評価とマネジメント
はじめに
初期に提示する進行卵巣がんの治療
再発病変
QOLのアセスメントと患者の持つ期待
症例呈示
3 子宮内膜がん:基本的取り扱いと進行がん
疫学
症状の発現
診断法
組織学的所見
治療前評価
手術
進行期の決定
治療
放射線療法
ホルモン療法
化学療法
緩和ケア関連事項
おわりに
4 婦人科進行がんにおける骨盤痛症候群とそのマネジメント
はじめに
解剖
痛みのメカニズム
治療
鎮痛補助薬
侵襲的処置
まとめ
5 婦人科がんにおける悪臭と帯下のマネジメント
はじめに
エビデンス
悪臭をきたすリスクのある患者
アセスメント
マネジメント
6 瘻孔のマネジメント
はじめに
背景
術後に生じる瘻孔
放射線療法により生じる瘻孔
緩和ケア患者における瘻孔
進行した卵巣がん患者における瘻孔
経過
診察
考えられる検査
評価
手助けができるのは誰か?
マネジメント
おわりに
7 婦人科進行悪性疾患における腸管通過障害のマネジメント
発生率および一般的な特徴
エビデンスの出典
病態生理
アセスメントと臨床像
マネジメント
薬物療法
薬物療法以外のマネジメント
おわりに
8 婦人科悪性疾患における性心理学的な諸問題
はじめに
性機能障害の発生率
正常の性機能
がんの診断後に発生する性機能障害
手術に関連した体の変化
化学療法に関連した体の変化
放射線療法に関連した体の変化
閉経
性機能障害への取り組み
おわりに
9 婦人科悪性疾患における血栓症と異常出血
はじめに
婦人科悪性疾患の進行例における血栓症
進行がん患者における出血の問題
10 腹水のマネジメント
はじめに
がん性腹水の全体像について
アセスメント
マネジメント
11 骨盤内進行がんにおける尿路閉塞のマネジメント
はじめに
尿路閉塞の病態生理
患者のアセスメント
問題への対処
予後
12 人生最後の日々
臨死期の診断
臨死期の所見と症状-臨死期の診断
臨終を迎える場所
予後予測のプランニング
身体的ケア
心理的ケア
社会的ケア
スピリチュアル・ケア
遺族ケア
ケアの仕組みを整える
おわりに
訳者あとがき
索引