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書名

ティアニー先生の診断入門 (第2版)

筆頭著者

ローレンス・ティアニー・他著

その他著者等

松村 正巳 著

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-01440-3

発行年

2011年10月

判型 / 頁数

A5判 / 208頁

分類

臨床医学系/診断学

価格

定価3,300円(本体3,000円 税10%)

内容

「診断の達人」「鑑別診断の神様」と呼ばれる、米国を代表する内科医、ローレンス・ティアニー氏による「診断入門」の第2版。「診断の原則と実際の進め方」をわかりやすく示すことで絶賛された初版に、大幅な加筆を加え、さらに内容を充実させた。まさに「診断入門書の決定版」であり、これを読まずして「診断」を語ることはできない。

目次

第1部 診断入門
 診断のプロセス
 病歴,身体観察,仮説,鑑別診断
 観察
 最初の数秒の観察
 最初の数語
 病歴,病歴,病歴
 得るものが多いか,少ないか
 得るものが少ない
 病歴の出発点
 症状をよく語る
 現病歴
 患者の伝記
 身体診察のアート
 11のカテゴリー
 オッカムのかみそりとヒッカムの格言
 偶発腫瘍
 経過観察
 パールとEBM
 私のトップ10パール
 再び基本
 付録 システムレビュー(Review of Systems;ROS)

第2部 診断へのプロセス―ケーススタディ
 Case Study 1  2つの入り口
 Case Study 2  レッド・フラッグサイン
 Case Study 3  理論的思考
 Case Study 4  診断を語る
 Case Study 5  47年前のエピソード
 Case Study 6  悩ましきもの
 Case Study 7  伏兵
 Case Study 8  アルコールのせい?
 Case Study 9  稀な典型例
 Case Study 10  優先
 Case Study 11  意外な関係
 Case Study 12  身体は語る
 Case Study 13  手は口ほどにものを言う
 Case Study 14  似て非なるもの


第3部 ティアニー先生,“history”を語る
 私が総合内科医になった理由
 幅広く,複雑なものへの関心
 「どの専門を選べばよいか?」
 恩師
 よき教師であり,卓越した臨床医
 どれがhigh yield(得るものが多い)で,どれがlow yield(得るものが少ない)か
 医師として,日々心がけていること
 ティアニー先生がいつも用いる11のカテゴリー
 新しい視点で考える
 鑑別診断を考える能力をどう鍛えるか?
 患者の物語を聴く
 研修病院の選び方
 なぜ海外で臨床教育を行うのか?
 日本の医学生・研修医へのメッセージ

索引

column
 陽性所見,陰性所見
 体温の日内変動
 感度,特異度
 身体診察のTIPS:リンパ節の触診
 身体診察のTIPS:徒手筋力テストにおける下肢近位筋の評価
 身体診察のTIPS:吸気時の細かい断続音
 研修医へのアドバイス:肋膜を患った
 陽性尤度比
 研修医へのアドバイス:後医は名医
 Na-Clの意味
 身体診察のTIPS:手の観察(1)手掌紅斑
 研修医へのアドバイス:意識障害患者への対応
 研修医へのアドバイス:検査室へ足を運ぶ
 Four killer chest painの覚え方
 身体診察のTIPS:手の観察(2)ばち指
 ショックの分類の覚え方
 肺胞気─動脈血酸素分圧較差(A-a較差)の求め方
 身体診察のTIPS:手の観察(3)爪上皮出血点
 身体診察のTIPS:内頸静脈波形の観察のコツ
 奇脈の評価法,心タンポナーデで奇脈が観察される機序について
 心電図で低電位を認めたときに考慮すべき疾患の覚え方
 身体診察のTIPS:S<sub>2</sub>の幅広い分裂
 研修医へのアドバイス:体温の解釈における注意

閑話
 その1 家庭人
 その2 一発診断 “Slam Dunk Diagnosis”
 その3 日本でのリフレッシュ
 その4 観察力
 その5 後日談
 その6 調和 “harmony”
 その7 ナンバープレート
 その8 原則 “principle”