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書名

実例による英文診断書・医療書類の書き方 (改訂第2版)

筆頭著者

篠塚 規・著

出版社名

メジカルビュー社

ISBNコード

ISBN978-4-7583-0429-0

発行年

2011年10月

判型 / 頁数

B5判 / 124頁

分類

医学一般/辞典、事典、語学

価格

定価3,080円(本体2,800円 税10%)

内容

欧米での国際標準書式に則った正しい英文診断書・医療書類の作成法を経験豊富な著者が実例とともに解説。国際医療搬送や医療費明細書,自己記入式安全カルテなど新しいトピックを追加し,実例と解説をアップデート。書類テンプレートをダウンロードできるホームページ・サービスも付いて,さらに充実した改訂版。

目次

第1章 総論
1 なぜ英文診断書が必要か
   増加する海外旅行人口
   応召義務とInformed Consent
   言葉のハンデを補う英文診断書
2 英文診断書の分類
   短期旅行用の英文診断書
   長期旅行用の英文診断書
   治療を目的とする英文診断書
3 英文診断書を作成する際の原則
   International Englishで書く
   主治医の連絡先を明記する
   判型はA4判
   法的に有効な書式で書く(手書きは不可!)
   病名は国際的に通用する表記で書く
   薬剤は成分名で記載する

第2章 短期旅行用英文診断書
1 記載の原則
   必要な情報を厳選し,A4用紙1枚にまとめる
   略語やあいまいな表現は避ける
   診断名・既往歴は重要度の順に書く
   アレルギー情報は必須
   薬剤は診断名に対応させて書く
   患者本人が作成した場合は?
2 既往歴の書き方
   重要度順に書く
   アレルギー・喘息の情報は必須
3 薬剤欄の書き方
   診断名と対応させて書く
   Essential MedicationとSupplemental Medicationを分ける
   成分名で記載する
   投与量・使用目的も記載する
4 症状・治療経過の書き方
   診断名と対応させてコメント欄に記載する
5 画像などの添付書類
   画像診断技術の進歩を反映して,必要に応じて添付する
   COLUMN:「手帳」の落とし穴
6 アラートカード
   情報をさらに厳選して,常時携帯するためのカード
   アラートカードは原則としてオーダーメイド
7 薬剤,医療器具を携行するための証明書
   注射器所持の標準ルール
   薬剤所持の標準ルール
8 体内医療用金属製品の証明書
   空港ゲートでの金属探知機検査を免除してもらうために必要
   提示する相手が空港係員という点を考慮する

第3章 長期旅行用英文診断書
1 長期旅行用英文診断書の書き方
   長期旅行用診断書のサンプルはCase Records
   画像が多い場合はCDに収める

第4章 治療目的での英文診断書
1 治療目的で渡航する場合の診断書
   透析治療
   在宅酸素療法
   リハビリ/転地療法,不妊治療を目的とする患者さんの場合

第5章 健康診断書・その他の医療書類
1 治療中の疾患がない場合の診断書
   「治療中の疾患がない」ことも大事な情報
   交通事故を想定した輸血を避ける指示の書き方
   Advance Directiveの示し方
   COLUMN:輸血を拒否する患者さんへの対応
2 健康診断書(問診表)と予防接種記録
   就学時の健康診断書(問診表)
   就学時の予防接種証明書
   小児用の健康診断書
   予防接種の証明書
   未成年者が短期留学する際に必要な治療同意書
   COLUMN:国によって異なる視力の表記
3 航空機内で医療サービスを受けるための書類(MEDIF)
   航空機搭乗のガイドライン
   条件を満たせばMEDIFを提出して搭乗可能
4 出生証明書・死亡診断書
5 海外の医療保険会社に提出する医療費明細書
6 海外の医療機関へ情報提供を求めるための書類
7 自己記入式安全カルテ
   成人用安全カルテ
   学生用安全カルテ
   小児用安全カルテ
   持病がない人には特に有用
8 諸外国のシステムの実例
   ペンダント,ブレスレット方式
   手帳方式
   USBメモリー,メモリーカード方式
9 終論:英文診断書作成後のサポート
   記載内容の照会への対応

参考文献
英文診断書作成に役立つインターネット・サイト
著者紹介