書名 |
その先の看護を変える気づき ―学びつづけるナースたち |
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筆頭著者 |
柳田邦男・他編 |
その他著者等 |
陣田 泰子 編集/佐藤 紀子 編集 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-01203-4 |
発行年 |
2011年7月 |
判型 / 頁数 |
B6判 / 292頁 |
分類 |
看護その他 |
価格 |
定価1,980円(本体1,800円 税10%) |

第1部「気づきの力」を養うこと、第2部の体験を「概念化」すること、また第3部の「暗黙知」を「形式知」に変えることは、その先の看護を変えることにつながる。自分の看護実践はどんな意味があったのかを自覚することは、非常に重要であるということだ。本書で紹介されるそれぞれの物語は、自分の看護実践を客観的に見つめることで、核となったものに気づく過程が表現されており、それを編者が講評し、意味付けする。

序 書くことと内面の成長(柳田邦男)
第1部 看護学生の物語から(柳田邦男 編)
血肉に染みこむ現場での気づき-看護学生の成長の物語
看護師さんごっこでわかった“頑張る力”を引き出す看護(谷野真衣)
共感的態度で(佐藤美幸)
夏休みのちいさな出会いから(高尾智美)
支えることは、支えられること(佐藤奈緒美)
役割の変化に目を向けて(佐潟佳一)
強い不安と身体的苦痛のある終末期患者の看護 そばにいることの意味(奥野紗織)
学生エッセイへの論評
第2部 いのちの学びの物語から(陣田泰子 編)
見えにくい“看護の力”を描く
学び合い、育ち合う現場
概念化レポート(1) 救命救急センターにおける患者とのかかわり(飯野好之)
飯野さんの物語へのコメント
レポート 先輩から看護を学び、伝えていくこと(河本千恵子)
河本さんの物語へのコメント
日常生活を支援する-セルフケア
セルフケアの支援(1) 最期の願いを聴き届けること(黒田悦子)
黒田さんの物語へのコメント
セルフケアの支援(2) 健康維持と予防の時代の看護専門職としてのかかわり
-外来患者のセルフケア能力向上に向けて(本舘教子)
本舘さんの物語へのコメント
小児外科病棟の出来事と二十年後の再会
早く元気になーれ(陣田泰子)
入院した病院の看護師を目指す(山崎 雅)
概念化レポート(2) 今、私を支える二十三年前の体験
-小児外科病棟での看護(竹内久恵)
IVHはライフライン(吉田一彦)
四つの小児の物語
-今を生きていること、この不思議な力。そしてそれを紡いでいくこと
物語を経て、今
第3部 師長のものがたりから(佐藤紀子 編)
「師長のものがたり」に見えてくる看護師の姿
ひとつめのものがたり プロジェクターに込められた願い(新井敏子)
ひとつめのものがたりの看護としての意味
ふたつめのものがたり 三浦さんが子どもの入学式に
参加できたことの意味(小原雅子)
ふたつめのものがたりの看護としての意味
みっつめのものがたり 深夜二十三時の二十分間の出来事(香取秀則)
みっつめのものがたりの看護としての意味
よっつめのものがたり 阿部さんとのかかわりを通して
成長した青野看護師(吉村美樹)
よっつめのものがたりの看護としての意味
いつつめ、むっつめのものがたり 師長の行うケアの意味(宮子あずさ)
いつつめ、むっつめのものがたりの看護としての意味
第4部 座談会 「その先の“私”を変える気づき」(柳田邦男・陣田泰子・佐藤紀子)