本書は、安全かつ効果的な心臓リハビリテーションを実施するために、基本的な心電図の知識と運動中の生理学をマスターできるようまとめた新しいテキスト。

目　次

I章　心臓リハビリテーション対象疾患の心臓リハビリテーション的特徴
1　狭心症，PCI（経皮的冠動脈形成術）後 1
2　心筋梗塞 8
3　心不全 9
4　開心術後 16
5　大動脈疾患 19
6　末梢動脈疾患（PAD,閉塞性動脈硬化症ASO） 22

II章　運動中の心臓の変化
1　頻脈・心拍応答 25
2　心内圧の変化 32
3　血圧応答 35
4　心臓の拡張性 36
5　心臓の収縮性 38
6　心臓と肺の関係 39
7　運動の強さと心血管系の応答 40

III章　心電図の基本
1　基本形 42
2　心拍数の読み方 44
3　正常値 45
4　リズム異常の読み方　---・誘導に注目--- 46
5　心機能・心形態異常の読み方　---V1，5，6のQRS，ST部に注目--- 62
6　ペースメーカ心電図 69
7　心電図各部の異常の原因 72

IV章　現場でよくみる安静時心電図
1　狭心症，PCI後 76
2　心筋梗塞・心筋ダメージ　---発症後の経過時間，重症度がわかる-- 79
3　心不全　---基礎疾患・重症度・飲み薬の影響を考える--- 82
4　冠動脈バイパス術　---狭心症・心筋梗塞の応用問題--- 87
5　弁置換術　---心不全の応用問題--- 87
6　ASD，VSD 88
7　大動脈疾患　---高血圧の影響が大きい--- 89
8　末梢動脈疾患　---狭心症・心筋梗塞の合併に注目--- 89
9　運動選手・愛好者 89
10　ブルガダ（Brugada）症候群 89

V章　運動による心電図変化
1　心電図上の各波形の変化 91
2　狭心症 95
3　心筋梗塞 97
4　心不全 98
5　冠動脈バイパス術 99
6　弁置換術・弁形成術 99
7　大動脈疾患 99
8　末梢動脈疾患 99
9　不整脈 99

VI章　対処
1　狭心症 102
2　心筋梗塞 103
3　心不全 104
4　不整脈 109

終わりに 111

索引 112