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書名

肺癌を見逃さないための胸部X線写真の読影

筆頭著者

畠中陸郎・著

出版社名

金芳堂

ISBNコード

ISBN978-4-7653-1490-9

発行年

2011年7月

判型 / 頁数

B5判 / 276頁

分類

臨床医学系/画像診断

価格

定価7,040円(本体6,400円 税10%)

内容

胸部X線写真の読影は経験を積めば積むほど,素早く正確に読影し,肺癌の見落としが無くなると言うものではない。
先生は名医であっても,ある日こんな経験をするかもしれない。「先生!困りますナァ!こんなんチョンボをしてもらっては!」と,どうにも言い訳のできない自分が見落とした証拠を次々に眼前に拡げられたら,どうする?あれほど注意深く読影してきたつもりなのに!マサカこんな大きな陰影を見落とす筈がない。そんなバカな!と今まで胸部写真の読影には自信を持っていたのに,その自信がガラガラと音を立てて崩れ落ちて行く。悪夢の瞬間である。こんな苦い経験をしないために,本書はベテラン医師の経験をもとに,肺癌を見逃さないための胸部X線写真読影のノウハウを満載した。肺癌を見逃して後悔しないために是非一読していただきたい1冊である。

目次

1章 X線写真の構成分
2章 まず手始めに読影を―30症例,及第点は90%―
3章 検診時に気になる所見―異常所見?それとも正常範囲?―
  A.胸膜肥厚(?)胸膜癒着(?)
  B.横隔膜の異常?
  C.シルエットアウトされた心陰影―不均等陰影なのか?―
  D.AP window消失
  E.右胸心
  F.上肺野の結節陰影?
  G.右下肺野でよく指摘される異常陰影?
  H.骨性胸壁の異常のいろいろ
  I.広汎な均等陰影
  J.乳頭・乳房
4章 肺癌のみつけ方
  A.最も注意しなければならない部位
  B.肺癌が好発する母地となる病変
  C.GGOは放置しない!
  D.側面写真,斜位写真
5章 下肺野の異常は,発見するのが難しい
6章 経過観察はどうすればよいか?―ミリ肺癌の発見,判定―
7章 比較読影のススメ―苦慮する判定の32症例―
8章 知っていたら 得!