器具の持ち方から基本手技，術前の準備や周術期管理，大まかな手術の流れなど，整形外科手術の全体像を概説．まずは本書で学んで手術に臨むべし！

【総論：基本テクニック】
　第 I 章　サージカルアプローチ
　　１．手術進入路：基本的な考え方
　　２．常用手術進入路
　第 II 章　器具
　　１．はさみ，メス
　　２．鉗子，摂子
　　３．ノミ
　　４．骨鉗子，鋭匙，剥離子
　　５．縫合針，縫合糸，持針器
　　６．骨鋸，ハイスピードバー
　第 III 章　切開
　　１．皮膚切開および深部の展開
　第 IV 章　操作
　　１．術中の止血操作
　　２．神経・血管の取り扱い
　第Ⅴ章　軟部組織の修復
　　１．血管縫合法
　　２．神経縫合法
　　３．腱縫合法
　　４．靱帯修復
　第 VI 章　閉創
　　１．皮下・皮膚縫合の基本手技
　　２．糸結びの基本手技
　　３．ドレーン
　　４．創の被覆
【総論：検査・周術期管理】
　第 I 章　術前
　　１．術前検査
　　２．術前準備，計画
　　３．自己血貯血
　　４．手術機器の滅菌
　　５．麻酔法の選択
　　６．体位と術野の準備
　第 II 章　術中管理
　　１．輸液・輸血の基本
　　２．回収式自己血輸血装置の使い方
　　３．感染対策
　　４．ターニケットの使い方
　第 III 章　術後
　　１．術後管理
　　２．術後疼痛管理
　　３．深部静脈血栓症に対する対策
　　４．術後リハビリテーション
　第 IV 章　社会的問題
　　１．手術を巡るリスクマネジメント
　　２．インフォームド・コンセント取得
【各論：個別のテクニック】
　第 I 章　感染症
　　１．感染症の処置の基本方針
　　２．開放創の処置
　　３．関節炎に対する処置
　　４．骨髄炎に対する処置
　第 II 章　骨
　　１．骨接合術の基本手技
　　２．偽関節手術の基本手技
　　３．骨移植術の基本手技
　第 III 章　関節
　　１．関節手術の基本手技
　　２．関節鏡の基本手技
　第 IV 章　脊椎
　　１．脊椎・脊髄外傷に対する治療の基本原則
　　２．脊椎手術の基本手技
　第 V 章　切断
　　１．切断術
　　２．再接着術
　第 VI 章　腫瘍
　　１．骨生検，軟部腫瘍生検の基本手技
　　２．良性腫瘍に対する搔爬骨移植術
　　３．悪性骨腫瘍に対する広範切除術
　第 VII 章　その他
　　１． 抜爪
　　２． 腱鞘切開