技術の進展にともない急速に普及した超音波ガイド下の神経ブロックについて、詳細に解説した実践的手引。上肢・下肢の末梢神経各部位ごとに、ブロックを施行する際に習得すべき、機器の操作法や神経の描出の秘訣のみならず、理解が必要な超音波の原理や解剖学的知識、禁忌や合併症にまで言及。超音波画像や模式図、イラストを多用し視覚的にもわかりやすい。翻訳に際し携帯性を重視し小型化。超音波ガイド下神経ブロックを確実に習得したい、麻酔・ペインクリニック領域の医師、必携の書。

第1部：神経ブロックの原理
1章　神経ブロックの歴史と今後の展望
2章　神経ブロックの薬理学
3章　神経ブロックの合併症
4章　術中体位による障害
第2部：解剖と神経ブロック
5章　神経ブロックに必要な解剖学
第3部：超音波ガイド下神経ブロック
6章　超音波の基礎と装置
7章　四肢の超音波解剖学
8章　超音波ガイド下神経ブロックの適応
第4部：上肢の神経ブロック
9章　頸神経叢ブロック
10章　斜角筋間法による腕神経叢ブロック
11章　肩甲上神経ブロック
12章　胸鎖乳突筋間法による腕神経叢ブロック
13章　鎖骨上法による腕神経叢ブロック
14章　鎖骨下法による腕神経叢ブロック
15章　腋窩法による腕神経叢ブロック
16章　上腕でのブロック
17章　肘関節でのブロック
18章　手関節でのブロック
19章　指ブロック
20章　静脈内区域麻酔
21章　傍脊椎ブロック
第5部：下肢の神経ブロック
22章　大腰筋筋溝ブロック
23章　大腿神経ブロック
24章　腸骨筋膜ブロック
25章　外側大腿皮神経ブロック，閉鎖神経ブロック，伏在神経ブロック
26章　坐骨神経ブロック
27章　膝窩でのブロック
28章　足関節でのブロック