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書名

基礎から読み解くDPC ―実践的に活用するために (第3版)

筆頭著者

松田晋哉・著

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-01205-8

発行年

2011年3月

判型 / 頁数

B5判 / 240頁

分類

医学一般/医療制度(医事法制、医療経済)

価格

定価3,740円(本体3,400円 税10%)

内容

2010年度のDPC改定により、「調整係数」が段階的に廃止され、“DPCの第2波”といえるほど大きな意味を持つ改定となった。本書では、2010年度の改定点を中心に、DPC制度に関する解説に加え、医療産業界からの疑問に答える形の解説を展開する章も新設。DPCの概要の理解だけにとどめず、DPCを用いて実践的な分析ができるような内容・解説も盛り込んでいる。

目次

第1章 診断群分類とは何か
 1 診断群分類が必要な理由
 2 疾病および関連保健問題の国際統計分類
 3 DPCの概要
 4 定義テーブルと樹形図
 5 DPC点数表
 6 DPCレセプト
 7 機能評価係数
第2章 DPCによる医療評価
 1 医療の質とは何か
 2 DPCを用いた医療の質評価
 3 DPCの臨床研究への応用
第3章 DPCを用いた病院マネジメント
 1 DPC時代の収入管理と支出管理
 2 DPCとVRIO分析
 3 DPCとクリティカルパス・クリニカルパス
 4 DPCと病院情報システム
 5 地理情報システムを用いたDPCデータの分析
 6 DPCとValue chain分析
 7 DPCとバランスト・スコアカード(BSC)
第4章 DPCと医療職
 1 DPCと医師
 2 DPCと看護師
 3 DPCと薬剤師
 4 DPCと病院事務職
 5 DPCと診療情報管理士
 6 DPCとその他の医療職
第5章 DPCと医療関連産業
 1 製薬産業
 2 医療機器・医療材料産業
 3 医療関連卸業
第6章 諸外国における診断群分類の活用
 1 諸外国における医療制度の概要
 2 アメリカ
 3 フランス
 4 ドイツ
 5 イギリス
 6 オランダ
 7 スウェーデン
 8 オーストラリア
 9 シンガポール
 10 韓国
 11 オーストリア
 12 カナダ
 13 諸外国における診断群分類の活用のまとめ
第7章 DPCと医療制度改革
 1 わが国の医療制度の何が問題なのか
 2 医療提供体制の構造改革(医療計画とDPC)
 3 標準的医療情報システム整備の必要性
第8章 まとめ

Q&A
  1.DPC対応のための体制整備について
  2.DPCに対応した請求業務
  3.DPCと診療報酬および医療の質
  4.DPCと看護業務
  5.DPCが医療内容に及ぼす影響について
  6.医療のグローバル化とDPC
  7.DPCの今後について
  8.DPCデータの利用可能性について
  9.DPCと医療経営
  10.DPCと高額薬剤・高額材料
  11.Pay for Performance(P4P)について
  12.機能評価係数について
  13.DPCと医療機能の分化について

付録
 厚生労働省公開データのAccess®とExcel®を用いた分析
  1.データの準備
  2.アクセスによるデータ取り込み
  3.アクセスによる新しいテーブルの作成
  4.エクセルのピボットテーブルを用いた分析
 付録図表

参考資料
  1.様式1
  2.Eファイル
  3.Fファイル
  4.E/F統合ファイル
  5.Dファイルの仕様
  6.様式3
  7.様式4
  8.DPCデータを活用した臨床研究およびヘルスサービスリサーチの例

引用文献
参考になるURL
あとがき
索引