書名 |
イレウスチューブ ―基本と操作テクニック (第2版) |
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筆頭著者 |
白日高歩・監 |
その他著者等 |
上泉 洋 著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-01176-1 |
発行年 |
2011年3月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 144頁 |
分類 |
臨床医学系/消化器外科 |
価格 |
定価5,500円(本体5,000円 税10%) |
コモンな外科疾患として日常的に遭遇する機会の多いイレウス。この非観血的な減圧治療として最適なイレウスチューブの、安全で確実な挿入・管理について懇切丁寧に解説。著者独自のテクニックやデバイスを用いた、患者さんにも術者にも優しい手技をイラストであますところなく展開。イレウスのミニテキストとしてもさらに充実した大改訂。
1 イレウス(腸閉塞)とは?
2 イレウスチューブについて
1.long tube vs. short tube,歴史的背景
2.歴史
3.岩見沢におけるデータ
3 イレウスチューブの適応・禁忌と絞扼性イレウス
1.絞扼性イレウスの腹部所見
2.絞扼性イレウスの超音波造影所見
3.絞扼性イレウスのCT所見
4.絞扼性イレウスのMRI所見(MR intestinography)
4 インフォームド・コンセント(informed consent:説明と同意)について
5 イレウスチューブ挿入に必要な物品
6 イレウスチューブの構造
7 市販されているイレウスチューブ
1.従来のイレウスチューブ
2.特殊タイプのイレウスチューブ
8 イレウスチューブの太さについて
9 イレウスチューブの挿入方法
1.X線透視下挿入法
2.内視鏡下挿入法
3.経肛門的挿入法
4.術中挿入法(intestinal splinting法)
5.イレウスチューブ以外の方法(術中)
10 先導子バルーン型イレウスチューブの開発の経緯・使用経験
1.従来のイレウスチューブの問題点と新イレウスチューブの開発
2.新イレウスチューブの使用経験
3.特殊な症例の経験(I型イレウスに対する先導子バルーン型チューブによる
手術時期延長)
11 X線透視下挿入法の実際(従来法および上泉法)
1.入室までの準備
2.鼻の鎮痛の仕方
3.イレウスチューブの準備
4.鼻腔~咽頭・食道への挿入
5.胃内での操作
6.十二指腸~空腸での操作
7-A.チューブ挿入操作終了後─バルーンの膨張・ガイドワイヤーの抜去
7-B.チューブ挿入操作終了後─チューブの固定
8.イレウスチューブの管理・抜去のタイミング・手術への移行
12 経口内視鏡下挿入法─チューブ把持法(鉗子法)の実際
13 経口内視鏡下ガイドワイヤー法の実際
14 経鼻内視鏡下ガイドワイヤー法の実際
1.経鼻内視鏡の準備(前処置)
2.経鼻内視鏡の実施
3.経鼻内視鏡下ガイドワイヤー法の施行
15 イレウスエイド法の実際
16 intestinal splinting法の実際
17 合併症とその対策
1.挿入時合併症
2.挿入後合併症
3.抜去時・抜去後合併症
18 イレウスチューブ以外の治療法(併用療法)
1.一般的治療
2.抗生物質などの投与
3.保存的補助療法
4.高圧酸素療法
参考文献
索引