書名 |
新・胃X線撮影法ガイドライン 改訂版(2011年) |
---|---|
筆頭著者 |
日本消化器がん検診学会 胃がん検診精度管理委員会・編 |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-260-01222-5 |
発行年 |
2011年4月 |
判型 / 頁数 |
A4変型判 / 96頁 |
分類 |
臨床医学系/消化器内科 |
価格 |
定価3,300円(本体3,000円 税10%) |

胃がん検診で行われる胃X線検査は、死亡率減少効果を示す相応の証拠があるが、撮影法は必ずしも全国で統一されているわけではない。本書では、検査の質を上げるための撮影法についての解説、機器の保守管理の説明、また美麗な写真による症例検討も行われている。さらに、胃X線検査における偶発症・被曝についても解説が加えられた。胃がん検診に従事する医師・技師にとって必携の書である。

I章 新・胃X線撮影法の基準
A 対策型検診撮影法(従来の間接撮影法)
1 撮影のポイントと留意点
B 任意型検診撮影法(従来の直接撮影法)
1 撮影のポイントと留意点
C 撮影に際しての留意点
1 DRおよびFPD(平面検出器)による撮影について
2 高濃度低粘性造影剤について
3 撮影体位および撮影時の注意点について
II章 新・胃X線撮影法の精度評価
A 新・胃X線撮影法による胃がん検診の評価
1 各施設の報告からの検討
2 厚生労働省が指標としたプロセス評価
3 厚生労働省が指標としたアウトカム評価
B 新・胃X線撮影法の改訂と今後の課題
1 対策型検診としての技術・体制的指標の強化
2 直接撮影法,デジタル撮影への対応および危機管理体制の必要性
3 読影体制の確立
III章 胃X線検査の不利益
A 偶発症
1 胃がん検診の不利益
2 胃X線検査の偶発症
3 偶発症への対策
B 被曝
1 被曝への関心
2 被曝による影響
3 低線量放射線による発がん
4 胃X線造影検査による被曝線量
5 被曝への今後の対応
IV章 機器の保守管理
A 対策型検診(車検診など)
1 概要
2 対象
3 管理体制
4 検診車納入時の注意事項
5 運用上の注意事項
6 管理上の注意事項
7 まとめ
B 施設検診
1 X線TVシステムの保守管理
2 写真感材系と自動現像機の保守管理
C DRおよびFPD(平面検出器)の保守管理について
1 初期設定について
2 出力系の保守管理
3 読影LEDディスプレイの保守管理
V章 症例
対策型
1 早期胃癌の典型例
2 早期胃癌の典型例
3 早期胃癌の典型例
4 逐年発見早期胃癌
5 逐年発見早期胃癌
6 逐年発見早期胃癌
7 追加撮影が有効であった症例
8 追加撮影が有効であった症例
9 撮影中の透視観察,追加撮影が病変の存在診断に有用であった症例
10 追加撮影が有効であった症例
11 追加撮影が有効であった症例
12 追加撮影が有効であった症例
13 撮影に関する示唆に富む症例
-前壁用フトンの適切な使用方法について
14 撮影および読影に関する示唆に富む症例
-胃辺縁線の異常の読影と横胃の撮影に関して
15 撮影および読影に関する示唆に富む症例
16 撮影および読影に関する示唆に富む症例
任意型
17 早期胃癌の典型例
18 逐年検診で発見された噴門部早期癌
19 追加撮影が有効であった症例
20 撮影および読影に関して示唆に富む症例
文献
索引