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書名

臨床心臓構造学 ―不整脈診療に役立つ心臓解剖

筆頭著者

井川 修・著

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-01121-1

発行年

2011年4月

判型 / 頁数

B5判 / 184頁

分類

臨床医学系/循環器内科

価格

定価13,200円(本体12,000円 税10%)

内容

豊富な剖検例の考察をもとに、EPS、造影写真、CT、CARTOなどのデータと比較しながら、不整脈の局在を心臓の3次元イメージから明らかにしていく。心臓の発生や正常像を抑えた上で、不整脈の局在となる部位別に症例をあげて解説。カテーテル・アブレーションなど不整脈の非薬物療法において、心臓の構造的な特性から何に注意して手技を進めればよいのかが一目で分かり、明日の治療戦略にいかせる。

目次

 写真中の略語一覧
 Introduction
  A.臨床心臓構造学とは?
  B.臨床心臓構造学とカテーテルアブレーション
  C.構造分析法-心臓の3次元イメージ

I.心臓構造の理解に必要な発生学
 総論
 1.どのように心臓の発生を心臓構造と結びつけるか?
 2.心臓の発生過程から見た心臓構造完成までの基本的な考え方
  A.心臓の基本構造
  B.2つの変形
 各論
 1.「完成した心臓」の基本構造から見た心臓の発生
  A.胎生期静脈系と静脈洞
  B.静脈洞右角と原始心房
  C.心房の左右分割と左房
  D.下大静脈と右房峡部
  E.房室管の分割
  F.(原始)心室と心球(円錐部)の「左右分割」
  G.大動脈弁と肺動脈弁の形成
  H.房室弁の形成

II.部位別に見た心臓構造の特殊性と不整脈の関連
 1.下大静脈-三尖弁輪間峡部構造の特殊性
  A.Subeustachian pouch(SEP)
  B.SEPとCTI領域の電位について
  C.CTI領域の構造と頻拍中の興奮伝導様式
  D.小心静脈
  E.Sinusoid様管腔
 2.右心耳構造の特殊性
  A.右心耳の解剖学的定義
  B.右心耳ポケット
  C.選択的右心耳造影における“Twin dome structure”
  D.右心耳ポケットと洞房結節の関係
  E.構造から想定されるRRAポケット内カテーテル挿入時の電位所見とリスク
  F.認識の修正が必要な右心耳構造
 3.三尖弁中隔尖の弁下構造の特殊性
  A.房室弁の構造
  B.三尖弁弁尖の構造
  C.三尖弁中隔尖と膜性中隔
 4.右室流出路-肺動脈幹基部接合部の解剖
  A.流出路-大血管接合部の解剖の特殊性
  B.右室流出路-肺動脈幹基部接合部の解剖
 5.左心耳と左上・下肺静脈および左側分界稜の関係
  A.左房左側の様相
  B.左側分界稜
  C.左心耳基部について
  D.左心耳基部前方起源の心房頻拍
 6.左房天井の特殊性(左房天蓋静脈とは)
  A.どの部位を左房前壁-天井境界部とすべきか?
  B.どの部位を左房後壁-天井境界部とすべきか?
  C.臨床に即した左房天井の定義とは?
  D.左房天井に接する構造物
  E.左房天井に対するカテーテルアブレーションの注意点
 7.僧帽弁構造の特殊性
  A.左室自由壁基部の構造とアブレーション
  B.僧帽弁の基本構造
  C.構造から見たカテーテルアブレーション
 8.大動脈弁直下構造の特殊性(左心側からイメージする刺激伝導系)
  A.ヒス束アブレーションによる完全房室ブロック作製
  B.房室接合部の構造と右心側の刺激伝導系
  C.大動脈弁直下の構造と左心側の刺激伝導系
  D.ヒス束アブレーション前のカテーテルポジション
  E.構造から見た至適アブレーション部位
 9.心房(間)中隔の解剖~心房(間)中隔穿刺法(ブロッケンブロー法)
  A.心臓の中隔とは?
  B.1次および2次心房中隔
  C.心房(間)中隔の定義と想定される電気生理学的特性
  D.房房間伝導と心房(間)中隔の解剖
  E.卵円窩の大きさと緊張度
  F.2次心房中隔-大静脈洞境界部の様相について
  G.心房(間)中隔最下端のレベル
  H.左房から見た心房(間)中隔
 10.房室中隔とは?
  A.房室中隔
  B.心房(間)および心室(間)中隔から房室中隔への構造的連続性
  C.房室中隔と膜性中隔
  D.房室中隔と房室結節
  E.房室中隔と房室弁尖
  F.房室中隔と大動脈洞(無冠状動脈洞)および膜性中隔
  G.房室中隔とPyramidal space
  H.房室中隔を走行する房室結節動脈
  I.房室中隔の電気生理学
  J.房室中隔におけるカテーテルアブレーション
 11.右室流出路中隔および周辺構造について
  A.右室流入路・流出路について
  B.右室内腔鋳型のイメージ
 12.心臓静脈系の解剖~心室再同期療法
  A.構造から見た心臓循環と他臓器循環の相違
  B.心臓の静脈系構造の考え方
  C.冠状静脈洞
  D.静脈系と右房胎生期静脈洞
  E.静脈洞という用語の混乱
  F.Chiari網
  G.Duplication of the coronary sinus
  H.冠状静脈洞閉鎖
  I.静脈洞瘤・憩室
  J.小心(臓)静脈
  K.左心房斜静脈〔別名,Marshall静脈〕

 索引