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書名

かかりつけ医のための 精神症状対応ハンドブック

筆頭著者

本田 明・著

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-01228-7

発行年

2011年4月

判型 / 頁数

A5判 / 248頁

分類

臨床医学系/内科一般

価格

定価3,740円(本体3,400円 税10%)

内容

一般外来や在宅医療の現場で遭遇する高齢者の精神疾患や慢性精神疾患患者の治療や対応方法についてまとめたもの。精神症状の基本知識はもちろん、かかりつけ医が遭遇する機会の多い認知症やうつ病、せん妄などの疾患を100以上の症例をもとにわかりやすく解説。かかりつけ医にも精神疾患への対応が求められる現在、ぜひ手元に置いておきたい1冊。

目次

総論 かかりつけ医が身につける精神科の基本的素養
1 かかりつけ医が遭遇する精神科医療の特徴
 1 かかりつけ医が扱う精神症状の範囲
 2 寝たきりの患者に対する精神症状の治療
 3 家族病理へのアプローチがしやすい
 4 精神症状に関する複数の情報提供者
 5 家族・介護職への教育の必要性
 6 かかりつけ医による医療の最終目標
2 問診のコツと様々な精神症状
 1 問診のコツ
 2 様々な精神症状
3 かかりつけ医が行う基本的な精神療法
 1 精神療法を行うにあたって
 2 話の聞き方
 3 支持的精神療法とは
 4 精神療法で気をつけること
 5 転移と逆転移はどうすればよいのか
4 かかりつけ医が行う基本的な精神科薬物療法
 1 一般内科外来・在宅医療での薬物療法の考え方
 2 精神科における薬物の分類
 3 抗精神病薬
 4 抗うつ薬
 5 抗不安薬
 6 睡眠薬
 7 抗認知症薬
 8 気分安定薬
 9 向精神薬の副作用
5 精神科医との連携
 1 精神科医への紹介のタイミングが遅れる要因
 2 精神科への紹介の際に気をつけること
 3 どこの精神科に紹介するか
 4 精神科医にできないこと
 5 その他の精神科医の利用法
6 かかりつけ医が利用する社会的資源
 1 介護保険
 2 成年後見制度
 3 障害年金(精神障害)
7 家族のメンタルケア
 1 家族を不安,うつ状態にさせる原因
 2 家族を不安,うつ状態にさせないために
 3 家族がうつ病になってしまったら
8 医療者自身のメンタルケア
 1 話す
 2 自身の問題に気づく
 3 自分でうつ病を疑う時
9 対応に苦慮するケース
 1 患者からの頻回の電話
 2 患者の妄想の対象になった
 3 患者が暴力をふるう
 4 患者・家族の過大な要求
 5 担当者(医師,ケアマネジャー,ヘルパー)を替えたいとの希望
 6 贈り物の多い家族
 7 患者が薬を飲まない

各論 かかりつけ医が遭遇する各疾患
1 認知症
 1 認知症とは
 2 認知症の症状
 3 認知症と間違えやすい症状・疾患
 4 認知症への対応
 5 アルツハイマー型認知症
 6 脳血管性認知症
 7 レビー小体型認知症
 8 前頭側頭型認知症
2 うつ病(大うつ病性障害)
 1 うつ病とは
 2 うつ病と間違えやすい症状・疾患
 3 対応と治療
3 せん妄
 1 せん妄とは
 2 身体疾患の治療を優先すべき注意を要するせん妄
 3 せん妄と間違えやすい症状・疾患
 4 対応と治療
4 身体表現性障害
 1 身体表現性障害とは
 2 身体表現性障害と間違えやすい症状・疾患
 3 対応と治療
5 睡眠障害
 1 睡眠障害とは
 2 精神疾患に伴う睡眠障害
 3 対応と治療
6 全般性不安障害
 1 全般性不安障害とは
 2 全般性不安障害と間違えやすい症状・疾患
 3 対応と治療
7 妄想性障害
 1 妄想性障害とは
 2 妄想性障害と間違えやすい症状・疾患
 3 対応と治療
8 パニック障害
 1 パニック障害とは
 2 パニック障害と間違えやすい症状・疾患
 3 対応と治療
9 躁うつ病(双極性障害)
 1 躁うつ病とは
 2 躁うつ病と間違えやすい症状・疾患
 3 対応と治療
10 統合失調症
 1 統合失調症とは
 2 統合失調症と間違えやすい症状・疾患
 3 対応と治療
11 アルコール依存症
 1 アルコール依存症とは
 2 対応と治療
12 パーソナリティ障害
 1 パーソナリティ障害とは
 2 パーソナリティ障害の特徴

付録
 1.精神科で主に使用する薬剤一覧
 2.主な薬物相互作用一覧
 3.知的機能検査(HDS-R,MMSE)