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書名

臨床の詩学

筆頭著者

春日武彦・著

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-01334-5

発行年

2011年3月

判型 / 頁数

四六変型判 / 336頁

分類

看護その他

価格

定価1,980円(本体1,800円 税10%)

内容

患者が何気なく洩らした言葉、医療者が捨て鉢につぶやいた言葉が、行き詰まった事態をごろりと動かすことがある。現場で働く者なら誰でもが知っているそんな《臨床の奇跡》を、手練れの精神科医が祈りを込めて書き留める。医療者を深いところで励ます、意外で、突飛で、切実な言葉のコレクション。

目次

序 わたしが精神科医でいられる理由

I 臨床の詩学
 苦戦中
 ありありとしたイメージ
 やさしい心
 制御不能
 ちっぽけな光景
 不意の言葉
 怪談
 木と木々
 救いの言葉
 決壊
 演歌的
 パンの断面とミルクティー

II 辺境の作法
 「精神科」というところ
 「境界性パーソナリティ障害者」、この困った人たち
 「反社会性パーソナリティ障害者」を忌み嫌うことは医療者として恥なのか
 「躁病患者」を前にして腹立たしさを覚えるということ
 「うつ病患者」の頭の中を知ると取るべき対応が見えてくる
 「クレーマー」を生み出す言動、生み出さない言動
 「家族」、歪んだ人の再生産装置

あとがき