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書名

パーキンソン病 臨床の諸問題2

筆頭著者

山本光利・編

その他著者等

Eduardo Tolosa/永山 寛/前田哲也/坪井義夫/富山弘幸/村田美穂/高橋裕秀/宇川義一/望月秀樹/関 守信/柏原健一/和田健二/北山通朗/今村恵子/中島健二/澤田秀幸/菊地誠志/乾 俊夫/長谷川一子/中島 誠/野村哲志/柴田 護/内藤 寛/平山正昭/渡辺宏久/祖父江 元/山本敏之/出口一志/久野貞子/Santiago Perez Lloret/Olivier Rascol/Eldad Melamed/神成一哉/山本光利/田代 淳/Angelo Antonini/水野美邦/Werner Poewe/武田 篤/大熊泰之/Tan Eng Kingf/深谷 親/山本隆充/片山容一/廣瀬源二郎/Jens Volkmann/斎木英資/

出版社名

中外医学社

ISBNコード

ISBN978-4-498-12882-8

発行年

2011年2月

判型 / 頁数

B5判 / 398頁

分類

臨床医学系/脳神経・神経内科学

価格

定価7,700円(本体7,000円 税10%)

内容

多岐にわたるパーキンソン病の臨床の問題点を第一線の専門家がまとめた書。神経内科専門医に欠かせないリファレンスである。

目次

目 次

Ⅰ パーキンソン病の前運動期
1.パーキンソン病はいつ始まるのか〈Eduardo Tolosa〉 2
A.パーキンソン病および黒質の細胞の消失における運動症状 2
B.黒質外病変ならびにパーキンソン病の発現および進行 4
C.パーキンソン病の「運動前」期における非運動症状 4
2.パーキンソン病の運動症状に先行するうつ〈永山 寛〉 12
A.評価の基準 12
B.これまでの報告の概要 13
C.うつの既往が及ぼすパーキンソン病発症の危険性 14
D.パーキンソン病発症に先行するうつの特徴 16
E.先行するうつの発現機序に関する推論 18
3.パーキンソン病の先行症状としての便秘〈前田哲也〉 23
A.歴史と概念 23
B.日常診療上の問題症状として 24
C.パーキンソン病前駆症状として 27
4.パーキンソン病先行症状としての嗅覚障害〈坪井義夫〉 32
A.パーキンソン病と嗅覚 33
B.パーキンソン病先行症状としての嗅覚障害 34
5.遺伝的因子,遺伝学的見地からのパーキンソン病 update
―パーキンソン病にどこまで遺伝的要因が関与しているか?―
             〈富山弘幸〉 37
A.加齢,環境因子のエビデンス 38
B.遺伝的因子のエビデンス 39
C.家族性パーキンソン病,PARK シリーズの分類 39
D.その他 PARK シリーズ以外の主なパーキンソニズムの原因遺伝子,
  パーキンソン病関連遺伝子,パーキンソン病の感受性遺伝子など 49
E.パーキンソン病とミトコンドリア,ミトコンドリア DNA について 51
F.家族性パーキンソン病における効率的遺伝子変異解析 52
G.危険因子としての遺伝子変異,多型について 53
H.これまでの変異解析での人種別変異陽性率 53
I.これまでの変異解析と今後の遺伝子解析 54
J.人類の加齢,老化と発病の機構について―epigenetics など
  遺伝的要因からの今後のアプローチの可能性 55
K.パーキンソン病の分子遺伝学的研究から,パーキンソン病をはじめとする
  神経変性疾患の発症機序解明,治療への応用を目指したアプローチ 56

Ⅱ パーキンソン病の症候論
A.運動
1.パーキンソン病の病型分類と進行〈村田美穂〉 68
A.パーキンソン病の病型分類 68
B.パーキンソン病から分離されてきた病型 71
C.認知機能障害との関連 72
D.臨床症状による分類の問題点 73
E.病型と多因子遺伝 73
2.パーキンソン病運動症候の非対称性について〈高橋裕秀〉 77
A.パーキンソン病の発症とその後の進展様式 77
B.神経機能画像からみた非対称性 78
C.長期に非対称性で経過する姿勢時振戦 79
D.パーキンソン病多数例における非対称性の検討 79
E.なぜ利き手側の発症が多いのか? 80
F.黒質障害に非対称性が生じる病態仮説 80
G.その他の要因 81
3.パーキンソン病におけるジストニア〈宇川義一〉 85
A.パーキンソン症状とジストニアを持つ患者さんを診た時に
  どのように考えるか 85
B.パーキンソン病でない疾患の場合 86
C.治療薬によるジストニア 87
D.DBS など外科治療によるジストニア 88
E.パーキンソン病の一症状としてのジストニア 88
4.Striatal foot〈望月秀樹〉 90
A.定義および症状 90
B.同義語と鑑別 91
C.頻度 91
D.発症機序 92
E.自験例 92
F.治療 93
5.Camptocormia〈関 守信〉 94
A.概念と歴史 94
B.Camptocormia の原因 95
C.パーキンソン病と camptocormia 95
6.パーキンソン病にみられる頸部の姿勢異常〈柏原健一〉 106
A.首下がり 106
B.頸部後屈 110
C.側屈,回旋 110
B.精神病
7.パーキンソン病精神病・総論〈和田健二 北山通朗 今村恵子 中島健二〉113
A.パーキンソン病精神病の定義 113
B.パーキンソン病精神病の頻度 114
C.パーキンソン病精神病の症候 114
D.病態解明と危険因子 117
8.パーキンソン病の精神病状態〈柏原健一〉 125
A.発現頻度 126
B.症状 127
C.危険因子 128
D.発現機序 128
E.治療 129
9.非定型抗精神病薬〈澤田秀幸〉 133
A.クロザピン 133
B.クエチアピン 135
C.オランザピン 135
D.リスペリドン 137
E.その他 137


索 引 395