書名 |
助産外来の健診技術 ―根拠にもとづく診察とセルフケア指導 ≪ブラッシュアップ助産学≫ |
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筆頭著者 |
進 純郎・他編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-01145-7 |
発行年 |
2010年10月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 152頁 |
分類 |
臨床看護/保健・助産/助産 |
価格 |
定価3,300円(本体3,000円 税10%) |
助産外来担当者が理解していなければならない妊婦健診時の検査、診察からハイリスク妊婦の把握まで、根拠にもとづく診察のポイントが解説されている。また、妊婦健診時に妊婦から相談される妊娠中の運動や食事についての保健指導も、根拠にもとづいて解説。
1章 まずこれだけは! ハイリスク妊婦の把握と対応
1.ハイリスク妊婦抽出のためのチェックリスト
主に初診時に明らかになる理学所見と既往歴
妊娠週数別チェックリスト
健診時毎回行なうチェックリスト
2.助産師が理解しておかなければならない3つの疾患
妊娠高血圧症候群(PIH)
切迫早産
前期破水(PROM)
3.外来でできる子宮内胎児発育遅延(IUGR)児のwell-beingの診断法
胎児well-being診断の検査
2章 外来でのアセスメント
1.基本的な検査と診察
外来で行なう検査,診察の種類
血液検査(定期検査)
触診-妊婦に触れることの意義
乳房の視診,触診-肥大とオキシトシンの乳房への作用
浮腫
外陰部の視診
腟鏡診・内診
胎児心音の読み方
尿糖
尿たんぱくの出現と病態
血圧の測定方法
体重増加-非妊娠時より15kg以上増加したときの対処法
2.自覚症状,その他のトラブルへの対応
子宮収縮の自覚と切迫早産の予知
便秘の原因と対処法
頭痛の原因と対処法
お腹が痛いと訴えがあった場合の予想すべき疾患
外来で性器出血を見たときの対応
嘔気,嘔吐を伴った腹痛
胸やけの原因と対処法
鼻血・難聴
動悸・息切れの原因と対処法
DVが疑われたら
3.妊婦健診での検体検査と説明
感染症
不規則抗体
妊娠初期子宮頸がん細胞診
4.助産外来で必要な超音波検査
経腟超音波検査と経腹超音波検査
羊水量の測定
頸管因子による切迫早産の診断
胎児の向きの診断
胎盤の位置の確認
臍帯の超音波検査
胎児奇形の超音波検査
3章 身体づくり-体重・栄養・運動
1.体重
身長の妊娠・出産への影響
やせと肥満
妊娠による体重増加量のめやす
肥満妊婦の問題点
やせ妊婦と低栄養の問題点
2.栄養
栄養の基礎
妊娠中の食事の注意点
自宅での調理と食材選び
重症妊娠悪阻となる身体のメカニズム
3.妊娠と運動
運動と体重減少
妊娠中の運動の利点
有酸素運動を取り入れる
運動をしてよい妊婦と注意すべき妊婦
運動と胎児への影響
妊娠中に効果的な運動(ウォーキング)
全身リラックスのための運動法
お産のときの呼吸法に向けた指導
妊娠中のセックスと切迫早産・早産の関係
おわりに
索引