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書名

マップでわかる抗菌薬ポケットブック ―グラム染色による整理

筆頭著者

藤田浩二・著

出版社名

南江堂

ISBNコード

ISBN978-4-524-25374-6

発行年

2010年10月

判型 / 頁数

B6判 / 430頁

分類

臨床医学系/その他/薬物療法

価格

定価4,950円(本体4,500円 税10%)

内容

整理マップによって重要な細菌をわかりやすくまとめ,どのような抗菌薬を選ぶべきかを系統立ててすばやく理解できるポケットブック.細菌の覚え方や抗菌薬の種類・特徴,ガイドラインに沿った臓器別感染症治療などもその場で確認できるよう工夫.感染症領域に携わる医療従事者必携の一冊.

目次

【内容目次】
I.感染症の考え方〜基礎知識の整理,特にグラム染色について〜
1.感染症の考え方
2.熱が出るのは感染症だけではない:熱の出る原因一覧
3.熱が出なくても感染症
4.フォーカスのわからない熱および不明熱
5.抗菌薬が効かない場合の考え方
6.エンピリック治療という考え方:抗菌薬の選び方
7.各種培養の考え方
8.グラム染色の使い方

II.重要な細菌の覚え方〜グラム染色を踏まえた重要な細菌の整理〜
1.グラム染色を用いた細菌の分類
2.臨床的に重要なグラム陽性球菌
3.臨床的に重要なグラム陽性桿菌
4.臨床的に重要なグラム陰性球菌
5.臨床的に重要なグラム陰性桿菌
6.臨床的に重要な常在嫌気性菌の整理
7.臨床的に重要な普通の細菌以外の微生物

III.抗菌薬の整理(1):総論〜治療に入る前の基礎知識の整理〜
1.抗菌薬の種類〜大きく3つの系統
2.抗菌薬の組織移行性
3.抗菌薬のPK(薬物動態)/PD(薬力学)理論〜用語の説明
4.薬剤熱
5.抗菌薬の投与量調節の注意点
6.殺菌性と静菌性
7.妊婦・授乳婦に注意が必要な抗菌薬
8.小児に対する抗菌薬投与量
9.抗菌薬の多剤併用
10.抗菌薬の血中濃度測定

IV.抗菌薬の整理(2):各論〜グラム染色を踏まえた抗菌薬の整理:抗菌スペクトラムマップの活用〜
2.ペニシリン系
3.セフェム系(セファロスポリン系,セファマイシン系,オキサセフェム系)
4.モノバクタム系
5.アミノグリコシド系
6.カルバペネム系
7.マクロライド系
8.リンコマイシン系
9.ニューキノロン系
10.抗MRSA薬
11.テトラサイクリン系
12.メトロニダゾール
13.ST合剤
14.クロラムフェニコール
15.リファマイシン系

V.臓器別感染症の考え方
1.副鼻腔の感染症(市中,院内)
2.中耳の感染症(市中,院内)
3.外耳の感染症(普通の外耳道炎,悪性外耳道炎)
4.咽頭・扁桃の感染症
5.上気道の感染症(1):慢性気管支炎を含むCOPDの急性増悪
6.上気道の感染症(2):急性喉頭蓋炎
7.上気道の感染症(3):百日咳+α(しつこい咳)
8.肺の感染症(市中,院内)
9.心臓の感染症:感染性心内膜炎
10.腹腔内感染症(1):一般論として
11.腹腔内感染症(2):腹膜透析患者の腹膜炎
12.腹腔内感染症(3):特発性細菌性腹膜炎(SBP)
13.腹腔内感染症(4):虫垂炎・憩室炎
14.腹腔内感染症(5):胆嚢炎・胆管炎
15.腹腔内感染症(6):急性膵炎
16.腹腔内感染症(7):二次性腹膜炎(市中,院内)
17.腹腔内感染症(8):腹腔内膿瘍
18.腹腔内感染症(9):骨盤内炎症性疾患(PID)
19.腹腔内感染症(10):肝・脾膿瘍
20.消化管感染症(1):全体像
21.消化管感染症(2):急性小腸型・大腸型・混合型
22.消化管感染症(3):薬剤性腸炎
23.消化管感染症(4):渡航者下痢,非感染性胃腸炎
24.消化管感染症(5):起炎菌毎の抗菌薬の選び方
25.消化管感染症(6):起炎菌毎の臨床症状のまとめ
26.消化管感染症(7):免疫低下者の消化管に感染しやすい各種微生物の整理(細菌,真菌,ウイルス,原虫)
27.尿路感染症(1):市中・院内の全体像
28.尿路感染症(2):無菌性膿尿
29.尿路感染症(3):性感染症も踏まえて(前立腺炎,精巣上体炎,尿道炎,膣炎)
30.中枢神経の感染症(1):急性髄膜炎
31.中枢神経の感染症(2):慢性髄膜炎
32.軟部組織の感染症(1):蜂窩織炎・丹毒,壊死性筋膜炎,糖尿病性足疾患,動物・人咬傷
33.軟部組織の感染症(2):手術部位感染症(SSI)
34.骨の感染症(1):骨髄感染症
35.骨の感染症(2):化膿性関節炎・反応性関節炎
36.血管・血液の感染:ライン感染

参考文献
おわりに
索引