人体の構造（解剖学）と機能（生理学）を相互に関連させて，わかりやすく解説した教科書の定本．初版刊行から40年以上，医療技術系をはじめ，栄養，薬学，介護，保健，衛生，福祉，体育など，広い分野で教科書，参考書として使われている．今改訂では，科学の進歩に即した内容の更新とともに，より理解を助ける目的で，章立ての再構成，図表（約340点）の多色化，コラムの挿入，ルビの追加など，さまざまな工夫が施されている．

第1章　ヒトのからだ

第2章　細胞—生命のあり方
（1）細胞の構造
（2）細胞の化学組成
（3）細胞のはたらき
（4）細胞の増殖
（5）細胞死

第3章　細胞から組織へ
（1）上皮組織
（2）支持組織
（3）筋組織
（4）神経組織

第4章　骨格の構成
（1）骨の形状
（2）骨の発生と成長
（3）全身の骨格
（4）骨の連結

第5章　全身の骨格筋
（1）骨格筋の形状
（2）骨格筋の解剖

第6章　筋の収縮
（1）骨格筋の収縮
（2）平滑筋の収縮

第7章　ニューロンのはたらき
（1）神経の興奮と伝導
（2）神経の活動電位
（3）興奮と伝導のメカニズム
（4）神経線維の種類
（5）軸索輸送・神経の変性と再生
（6）シナプス伝達

第8章　神経系の構成とはたらき
（1）脳と脊髄
（2）脊髄
（3）脊髄神経
（4）脊髄反射
（5）脳幹
（6）間脳
（7）小脳と大脳基底核
（8）大脳半球
（9）脳神経
（10）自律神経

第9章　血液の組成とはたらき
（1）血球と血漿
（2）血液型
（3）血液のはたらき
（4）体液

第10章　心臓の構造とはたらき
（1）循環
（2）心臓の構造
（3）心臓のはたらき
（4）神経による調節

第11章　血液の循環路—血管系
（1）血管の構造
（2）血管の分布
（3）血管のはたらき
（4）血管運動の調節

第12章　免疫とリンパ系器官
（1）自然免疫と獲得免疫
（2）胸腺
（3）リンパ管，リンパ節，粘膜付属リンパ組織
（4）脾臓
（5）免疫応答
（6）サイトカイン
（7）アレルギーなど

第13章　感覚のしくみ
（1）刺激と受容器
（2）受容細胞（感覚細胞）の種類
（3）感覚の種と質
（4）刺激の強さと感覚の大きさ
（5）感覚の神経過程
（6）投射の法則
（7）感覚の順応

第14章　体性感覚
（1）皮膚感覚
（2）深部感覚と臓器感覚

第15章　化学覚—味覚と嗅覚
（1）味覚
（2）嗅覚

第16章　聴覚と平衡感覚
（1）聴覚
（2）平衡感覚

第17章　視覚のしくみ
（1）眼の構造
（2）眼内圧
（3）網膜に対する光の作用
（4）眼の調節作用と屈折異常
（5）視野
（6）眼の空間分解能—視力
（7）眼の時間分解能—臨界融合頻度
（8）暗順応
（9）眼筋と眼球運動
（10）副眼器
（11）視覚伝導路
（12）明るさおよび色の感覚
（13）両眼視

第18章　消化と吸収
（1）内臓の一般的構成
（2）消化器系の解剖
（3）消化の生理

第19章　呼吸と血液によるガスの運搬
（1）呼吸器系の解剖
（2）呼吸の生理

第20章　代謝と栄養，体温
（1）物質代謝
（2）エネルギー代謝
（3）エネルギー必要量
（4）栄養
（5）体温とその調節

第21章　尿の生成と排泄
（1）腎臓の解剖
（2）腎臓のはたらき
（3）尿路
（4）排尿

第22章　内分泌—液性因子による調節
（1）ホルモン
（2）視床下部
（3）下垂体
（4）甲状腺
（5）副甲状腺（上皮小体）
（6）副腎
（7）膵臓
（8）精巣
（9）卵巣
（10）胎盤
（11）消化管ホルモン
（12）ホルモン関連物質
（13）内分泌撹乱物質

第23章　生殖のしくみと女のからだ

第24章　生殖のしくみと男のからだ

第25章　新しい生命の発生と成長
（1）生殖細胞の形成と受精
（2）胚子と胚子被膜
（3）胎盤の形成
（4）胎児の発育
（5）生後の発育
（6）遺伝と遺伝子

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用語の読み方
索引