書名 |
脊髄小脳変性症のすべて ―SCDのすべて |
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筆頭著者 |
水澤英洋・監(東京医科歯科大学教授) |
出版社名 |
日本プランニングセンター |
ISBNコード |
ISBN978-4-86227-002-3 |
発行年 |
2009年3月 |
判型 / 頁数 |
A4判 / 288頁 |
分類 |
臨床医学系/脳神経・神経内科学 |
価格 |
定価1,980円(本体1,800円 税10%) |

脊髄小脳変性症のいろいろなパターンがよくわかる。検査内容や、検査を進める(勧める)上で注意しておかなければならないことも書いてあり、医師や看護師だけでなく関わる援助者に共通すると思う。 また、
画像診断は、画像から変性のタイプもわかりやすく、症状を冷静に観察するのにはとても役立つ。
リハビリテーションの項では、リハビリだけでなく、実際の援助場面でも応用できることもある。様々な患者さんの事例も豊富に掲載してある。

第1部 脊髄小脳変性症の概論
1.診療の最新情報
2.種類と全体像
3.研究と情報
4.最近の進歩
第2部 分類・検査・診断・治療
5.小脳性運動失調
6.失調症以外の症候
7.検査1:画像検査
8.検査2:神経耳科学的検査
9.検査3:自律神経機能検査
10.検査4:動作分析
11.検査5:遺伝子検査 その他
12.診断の進め方と鑑別診断
13.代表的疾患1:多系統萎縮症
14.排泄障害
15.上気道閉塞─声帯外転麻痺を中心に─
16.多系統萎縮症の最近の治療情報
17.代表的疾患2:孤発性の純粋小脳失調症
18.代表的疾患3:遺伝性純粋小脳失調症─SCA6─
19.代表的疾患4:SCA1、2、3、7
20.代表的疾患5:歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症
21.代表的疾患6:フリードリッヒ病および類似疾患
22.痙性対麻痺
23.薬物治療
24.治療法の現状
25.小脳磁気刺激法、電気刺激法ほか
26.将来実現するであろう治療
27.臨床の現場から
28.遺伝子治療の展望 第3部 リハビリテーション
29.各事例での症例検討
30.事例に応じての生活指導
31.家庭でできる方法
32.日常生活をしながら
33.日常生活に便利な用具
34.言語のリハビリテーション
第4部 看護・訪問看護・在宅医療
35.病態・治療・ケア・在宅医療
36.看護の現場から
37.患者さんと共に歩む
38.対症療法でQOLを高める
39.退院から在宅ケアへ
40.在宅療養の自己決定を支援
41.海中の楽園を満喫
第5部 食 事
42.嚥下障害から経管栄養摂取まで
43.胃ろう造設から経口摂取へ
44. ムセの改善方法
第6部 介 護
45.SCDの妻を介護して
46.病と悲喜と感謝
47.男の介護で今を楽しむ
48.睡眠時無呼吸症候群との合併症で
49.SCDの方が利用できる福祉制度ほか