書名 |
ストレスと筋疼痛障害 ―慢性作業関連性筋痛症 |
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原著者 |
H. Johansson et al. eds. |
筆頭著者 |
間野忠明・監訳(岐阜医療科学大学学長) |
その他著者等 |
岩瀬 敏・中田 実 |
出版社名 |
名古屋大学出版会 |
ISBNコード |
ISBN978-4-8158-0632-3 |
発行年 |
2010年3月 |
判型 / 頁数 |
A4判 / 310頁 |
分類 |
社会医学系/環境医学、産業医学、疫学 |
価格 |
定価9,240円(本体8,400円 税10%) |

職場環境や心理社会的要因から生じる筋肉・骨・関節等の慢性的な痛みや不快感について、病態メカニズムを明らかにしつつ、疫学・生理学・病理学など各分野の研究成果に基づき、臨床・治療に不可欠な知見を集約。医師やリハビリテーション医学・東洋医学・ストレス治療関係者のために。

序 章 日本と世界各国における作業関連性筋骨格系障害の現状
1 序論
2 慢性作業関連性筋痛症の神経筋メカニズム
3 作業関連性上肢障害
4 ストレス
5 ストレス、環境適応不全症と筋骨格系症状
6 作業関連性筋痛症の発症における課題関連性生体力学的制約の寄与
7 筋痛と筋過負荷に関連する形態学的特徴
8 頸肩部痛
9 低強度作業中の代謝的・機械的変化と作業関連性疼痛との関係
10 シンデレラ仮説
11 運動単位動員と筋肉痛発症との関係
12 筋肉痛と運動制御との間の相互作用
13 作業関連性筋痛症の神経生理学的メカニズム
14 実験的筋肉痛が H 反射と伸張反射に及ぼす影響
15 固有感覚に対する身体作業負荷の影響
16 めまいの発症メカニズムとヒトの頸部が頭位方向性を決めるのに果たす役割
17 筋求心性グループⅢ・Ⅳ神経線維が脊髄ニューロンのバイアスとゲインに及 ぼす短期的影響
18 神経可塑性と慢性疼痛の調節
19 痛み関連性の大脳皮質活動変化と可塑性
20 作業関連性筋痛症発症における筋交感神経活動の役割
21 交感神経系と筋機能との相互作用,および交感神経系の運動制御への関与
22 交感神経系による感覚制御と慢性痛への関与
23 交感神経による骨格筋への長期間栄養的影響
24 反射性交感神経性ジストロフィー
終 章 慢性作業関連性筋痛症の統合モデル